「麒麟がくる」見ました?明智光秀が主人公のNHKの大河ドラマです。第1回が日曜(1月19日)に放送されました。大学受験、中でも関関同立を受験しようと思っている高1や高2で日本史を選択したけど日本史がそんなに好きじゃない人は、見ておいた方がいいかも。もしかしたら大学受験の日本史が好きになるきっかけになるかもしれませんよ!
世界史の人も、この時代のヨーロッパはどうやったんやろ?とか、学校でもらっている世界史の資料集を片手に視聴すると楽しいと思います。
大学受験では、英語はかなり重要です。特に関関同立受験で文系ならむちゃくちゃ重要です。そして、次に重要なのが世界史か日本史の社会になります。
では、ここからは難関大学の大学受験の場合、英語の次に社会が重要な理由をいくつか上げて説明していきます。
①配点が高い
1つ目の理由は単純で、私学文系の大学受験、特に関関同立では、英語の次に配点が高いケースが多いからです。だから、私学文系での難関と言われている大学受験勉強の優先順位は、1に英語(中でも英語長文)、2に世界史 or 日本史なのです。特に、今は英語の偏差値が30とか40の高校生なら、なおさらこの優先順位を徹底することです。これは関関同立に強い塾・藤井セミナーで、30年近く受験生見て来た中では不変の法則です。この作戦を徹底すれば、必ず大学受験勉強では有利な戦いができます。
確かにこの「作戦」的な考え方は塾ならではの考え方かもしれませんが、入試の配点が決まっている以上、その配点を見ていると「作戦を考えるな!」と言われても、作戦が思いついてしまいます。そういう意味では、受験の結果は、作戦・戦略が大きな比重を占めます。
例えば、関関同立の中でも、同志社大学や関西学院大学の場合、多くの受験生が英語200点、国語150点、社会150点でこれらの大学受験をすると思います。
その場合、国語150点というのは、現代文が75点、古典が75点ぐらいになるのです。
つまり、社会の配点が英語の次に2番目に高い!!
②得点調整
さらに、社会にはほとんどの大学で得点調整があるのです!!
選択科目なのだから、得点調整をしなくては絶対に有利不利が毎年生まれます。得点調整の結果、今までのケースでは必ず得点が下がります。でも、高得点者はほとんど点数が下がらないのです!満点を取れば全く点数は全く下がりません!
この得点調整を知らずに受験をしてたら、よっぽで「できる」受験生しかなかなか受かりません。(ここでは、得点調整の話はカットします。気になれば、藤井セミナー伊川谷駅の教室の説明会に参加してください)
③社会は勉強のスタートラインがみんな同じ
現代文の場合だと、全く勉強をしなくても実力があって偏差値が高い受験生もいます。…というか、大学受験の勉強では、現代文ができる受験生ほど、現代文なんか勉強していないものです。彼ら彼女らに言わせたら「だって、勉強しなくてもできるもん。」…らしいです。実際、現代文がちょっと得意な高3の子らは、同志社大学の現代文の記号問題はほぼ全問正解です。そこで、羨ましがっても仕方ありません。おそらく、小さい時から読書の習慣や、夏休みにはしっかりと読書感想文を書いたり、日常的に色々な事に疑問を持って考える習慣があったり…など、人生17年間や18年間の結果、現代文ができるのでしょう。
でも、世界史や日本史はこんな受験生はいません。勉強をしなくても現代文ができるこういった受験生でも、世界史や日本史では全く何もしなければ点数は取れません。そして、関関同立の中でも関西学院大学と同志社大学は、この現代文の2倍の点数が世界史 or 日本史の点数なのです!
だから、大学受験、特に関関同立では、英語の次に社会ができた方が絶対的に有利なのです!英語200点、国語150点、社会150点と考えるのではなく、英語の中で英語長文が8割ほどしめるので、英語長文160点ぐらい、社会150点、古典75点、現代文75点、英文法や英作が40点前後と考えた方が、大学受験の勉強の作戦はたてやすいのです。これも、塾としての考え方かもしれませんが…。
④ところで、「麒麟がくる」の話
ところで、「麒麟がくる」ですが、100%史実でもないのでそこは注意してください。大河ドラマは歴史をネタにしたドラマなので。
実際、そんなわけないやろ!…みたいな場面も時々あります。
例えば、主人公の明智光秀が堺で三好長慶の家臣・松永久秀(吉田鋼太郎)と出会います。そこで鉄砲をプレゼントされます。この松永久秀は、山川出版の日本史用語集によれば、織田信長を3回裏切り、最後は自殺しています。その自殺の仕方が、マンガの「へうげもの」では爆死で描かれています。この「へうげもの」っていうマンガもすごく面白いマンガです。日本史が嫌いなら、ぜひ読んでみることをお勧めします。日本史が好きなら、なおさら楽しめます。
東進の一問一答の問題集では、「( )は三好長慶を下剋上し、13代将軍( )を襲って自殺させた。」と中央大学の問題として出ていますが、1つめの( )が松永久秀で、2つ目の( )が足利義輝です。
大河ドラマがきっかけで、日本史が好きになる人も実際には過去に何にもいました。
だから、一度、ものは試しで、日曜日の夜はNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」を見てみたらどうですか?
第1回目を見逃し人は、土曜日に再放送があるので、録画でもして見てから日曜日の第2回に備えてください。