昨日アップした学習院大学の長文の追加です。
20行目からの和訳もよく質問がきます。
昨日のブログでも言ったように、和訳の時はまず大きくとらえる。
そして和訳の超基本は、…
「最初に主語を訳して、それからピリオドまで飛んで、さかのぼってきて最後に動詞を訳す」です。
それに、今日のケースでは2つ応用を付け加えておきます。
「従属節(when, if, because などが付いている副詞節)はどこにあっても最初に訳す(ケースがほとんど)」
「関係代名詞以降は、直前の名詞より先に訳して、名詞にかける」
では、まず一番大きくとらえて、段階を踏んで細かく肉付けをしていきます。
第1段階 「我々は、that 以下の事を完全によく 知っている」
この文章はknow の目的語となる名詞節が長すぎます。
第2段階 「我々は there is 以下 があった時でさえ、卵が be left で be brought out だという事を完全によく 知っている」
that 節内には、 whenから始まる従属節(副詞節)があるので、和訳は主節の前に従属節です。
第3段階 「我々は there is 以下の A , B , C があった時でさえ、卵が be left で be brought out だという事を完全によく 知っている」
この文章が長くなったのは、 there is 以下に3つの事が書かれているからです。 or でつながれている3つです。
そして、3番目の any of ~every day, までが苦労しているようです。
関係代名詞は、基本的には直前の名詞を説明する。でも「前置詞+関係代名詞」の場合もある。
この場合だと with which 以下が手前の event にかかる。
関係代名詞の多くのパターンは、関係代名詞+V か、関係代名詞+SV(Oがない)です。
ここでは、which V でないのは明らか。だったら、「 SがVするevent 」となります。
たぶん、これで和訳ができると思います。
和訳の位置づけ
和訳は、あくまで点数のために上手になるだけです。設問で「和訳をしろ」となければ、速読的に前から前から理解して読み進めることができるように。その為に、日頃から言っている練習方法でしっかりと復習をしてください。でも、和訳は「しろ!」と言われたら、いつでもサラッとできなくてはなりません。