慶応大学の長文(黒45)藤井セミナー伊川谷

【黒45の慶応大学の英語長文】
この長文は、一見難しそうだけど、基本単語をしっかりと覚えていれば、基本的な知識の応用でしっかりと得点は取れます!

藤井セミナーに入塾希望の高校生や浪人生は
まずは説明会に参加してください!


今週の黒長文の慶応大学の補足説明をしておきます。
この長文は、一見難しそうだけど、基本単語をしっかりと覚えていれば、それ以外の単語は「他の人もわからない」と自信をもってスルーです。そして、以外と内容一致問題は消去法を使って消しやすい問題です。だから、長文が「難しい!」と思っても、あきらめたら損ですよ!このレベルの英語長文は、余裕で関関同立では出ます。特に、同志社や関西学院大学を狙っている人は、設問までしっかりと復習をしてください。関西大学や立命館を狙っている人も、内容一致問題はよく復習をしておいてください。産近甲龍狙いの人は、まずは読めるようにしていきましょう!

①内容と読み方

第1パラグラフ

  • 1行目の pejorative「軽蔑的な」は難しいのでわからなくても気にしない。
  • 2行目の insulting は絶対に覚えること!これがわかれば、1行目は無視しても影響なし!
  • 3行目で作者のスタンスが、 speculation に肯定的だと理解できる。
  • その根拠や証拠が「有名なイギリスの生物学者」の言葉を借りて言われている。

このように、意見を言ったら、「根拠を示す文が来る!」のが普通。根拠の示し方は、実験結果、歴史的事実、有名人の発言の引用など。

第2パラグラフ

  • 8行目の Ideally なんて来たら、世の中に理想なんて現実は無いから、後から否定するか、妥協するか…って推測できる。
  • 10行目 ruthlessly 「無情に」は形容詞+ly だから副詞。副詞は最悪分からなければ無視してもなんとかなるケースが多い。

第3パラグラフ

  • 12行目 to make clear のclear は形容詞か副詞か動詞。特に動詞で「開墾する」「(土地を)切り開く」は2か月ほど前に2回ほど出てきているから覚えているよね??
  • つまり clear には名詞がない! make OC のOは目的語なので名詞しかなれないのに、clear が来ている!そして、その後の when 2回は間接疑問文!間接疑問文は名詞節。

だから、ここでは make OC が make COと倒置になって、 make clear when….and when となっている。基本的な文法を利用して、しっかりとこういった文章を見抜けるから、長文音読復習を欠かさずに!

第4パラグラフ

  • 19行目のbasic questions や 22行目の big question がわかるのでは??って24行目の感嘆文で喜んでいるのがわかる。

第5パラグラフ

  • 28行目で it ってしたのは、手前で「毛が無いサル」って言ったから。人間ではないから。(実際は人間のことだけど)
  • 第4パラグラフでは、主に「自分の脳が、他の事を考えている」けど、第5パラグラフでは、「自分の脳が、自分の事を、俺って誰??」って考えている。これを「再帰的」と表現している。それが、この神経学の勉強の面白い所!と行ってる。

②速読の練習方法の例

12行目を例に取ります
I strongly believe 私は強く信じている
that it is always the scientist’s responsibility いつも科学者の責任だと
to make clear はっきりさせることが
when he is speculating 彼が推測している場合と
and when his conclusions 彼の結論が
are clearly warranted はっきりと実証されている場合を
by his observation 彼の観察によって

③単語の覚え方

英単語は、語源を利用したら覚えやすい場合もあります。
2行目 insult「侮辱する」 は絶対に覚える単語です!
 in は「中に」の意味、 sult, salt などは「跳ぶ→攻撃する」の意味。
そこから、 insult が「侮辱する」になります。
こうやって語源を知ったら、似ている単語を覚えます。
 assault「暴行」 as = toで、「~に」「飛びかかる」イメージ。
 result 「結果」 reは「後ろに」の意味で、後ろに跳ね返るイメージ。
 その他に、somersault「宙返り」など。
ただ、moonsult は体操技で和製英語なので英語ではありません!

ちなみに、サマーソルトキックはプロレス技。
この8分25秒に出てくる技です。
これは、全然見なくていいですよ!

④英文法

  • 13行目の when は、状況を表していると思えば「場合」と訳す。時々出ます。他に時々使う訳し方は、譲歩で「~なのに」もあります。覚えておいてください。
  • 16行目 は他動詞と自動詞を区別して覚える動詞があります。

  他動詞 raise  raised  raised 「~を上げる」
  自動詞 rise  rose  risen「~が上がる」

「サンライズ、太陽が上がる、登る」で覚えられるはず。他動詞の raise の方は、他にも「(テーマなどで)取り上げる」もあります。ここでは、その意味です。

⑤設問の解き方

一見、難しそうな文章だけど、だからといってあきらめたら損です!

特に内容一致問題は消去法を使えば、明らかに「違う」というのが発見できて、あんまりわからなくても、残ったものが答えになります。特に、基本単語が分かっていたら、1,4,7は簡単に消せます。2も7行目の dialectic をなんとか推測できたら消せます。ある程度自信をもって消せたら、残ったのが答えです。もちろん「できる」受験生は、積極的に3,5,6がどこに書いているかピンと来て正当に選ぶこともできると思いますが、今回の選択肢の7つは、「一致していない」文の方がかなり見極めに簡単な気がします。

じゃ、しっかりと理解した上で、長文音読復習を頑張ってくださいね!


藤井セミナーが対象とする高校生

①今は勉強(特に英語)が苦手だけど、関関同立ぐらいに行きたい高校生
②英語をさらに得意にして、関関同立に確実に受かりたい高校生
③まだ自信がないから、とりあえず産近甲龍と考えている高校生
④理系、看護系、保育教育系で、英語を得意にして得点源にしたい高校生
⑤国公立狙いだけど、苦手な英語だけ利用したい高校生

藤井セミナーに通う生徒の主な高校
《公立高校》伊川谷北高校、須磨東高校、北須磨高校、星陵高校、高塚高校、友が丘高校、舞子高校、伊川谷高校、兵庫高校、夢野台高校、明石高校…など。《私立高校》滝川高校、滝川第2高校、親和女子高校、神戸国際高校、育英高校…など

おすすめの記事