今週の黒11の長文はわりと簡単でした。後の和訳は東京大学の英文解釈なので難しかったですが…。
ところで、アメリカの西部、東部…って聞いて、都市の名前を言えない人が何人かいました。
(私のアメリカ西部のイメージ → )
特に世界史の人なら、これはあかん!
ちゃんと資料集みながら勉強してね!!
その方が暗記もはかどり、定着しやすいから。
じゃ、簡単だったけど、英文の構成からは典型的な基本的な事を学べるので、このようなパターンをしっかりと覚えておいてください。
第1バラクグラフ
読んでみた結果、どう思いましたか?西部の事をあれこれ書いているだけやん…って??。そうです。それだけです。これもよくあるパターンですが、いきなり「西部がアメリ人の性格を作った」と言われても、「セイブって何??」ってなるケースがあるのを恐れて、まずは読み手に最低ラインの知識を植え付けているのです。だから、このパラグラフには言いたいことはありません。
第2パラグラフ
「多くの点で、西部の存在が…」と来た時には、もうみんなは第1パラグラフで「西部」が何か分かってるので、話がわかりやすいはず。
一般的には、逆説の次は作者の言いたいことが出やすい、もしくは作者が文章を書く動機を紹介しているケースが多い…ってことはもう覚えてますよね?ただ、この文章は、そこまでではないのですが…。
14行目のBut の前後でアメリカ人の性格を2つずつ紹介しています。このような性格は、西部があったからこそだというわけです。
第3バラグラフ
前のパラグラフの流れのまま、さらにその西部がアメリカ人をどのような性格にしていったのか、詳しく言っているパラグラフです。
第4パラグラフ
まとめです。27行目は、第2パラグラフの1文目とほぼ同じ内容です。これは、次のような流れになっているのです。
1 言いたい事、結論、断定を言う(信じてもらうために…)
↓
2 本当だ!ということを説明する
(引用、事実の紹介、データの紹介、具体的字事例の紹介などを使う)
↓
3 まとめ(言いたい事、結論、断定とほぼ同じ内容)
だいたい、こんな流れになっています。1 では、結論づけたり断定したりしたら、「本当かどうか」って疑われたら嫌だから、一生懸命に説明に入っていきます。その説明が2 です。それが終わったら、まとめです。それが3 です。これは1 で行った事とほぼ同じなのです。
こういった事は、パラグラフごとの大きな流れでも、またに、パラグラフ内の文章ごとの小さな流れからも、このような流れは頻繁におこります。例えば、第1パラグラフの4行目からの文章です。
1 能力が大事!(結論)
↓
2 勇敢な兵士が…(男性バージョンの具体的説明)
強い女性が…(女性バージョンの具体的な説明)
↓
3 だから勤勉さ、勇気、決断力が価値がある
これらの事も、現代文にもよく当てはまります。また、小論文の書き方も同じなので、覚えておいてくださいね!
じゃ、設問の6を見ると、「趣旨は?」と聞かれています。趣旨=要旨=重要ポイントです。
上記のような読み方ができていれば、第2パラグラフをパット見るはず。そして、12行目と27行目が、結論とまとめだ!ってわかっていたら、解答は迷わずハです。
上記のような読み方ができていれば、第2パラグラフをパット見るはず。そして、12行目と27行目が、結論とまとめだ!ってわかっていたら、解答は迷わずハです。
この設問は、ひっかけ無しのそのままの問題です。
じゃ、理解してからも、速読練習に使って、ちゃんと音声データも使って何回も読んでくださいね!
今日、関学内で行われた、藤井セミナーだけのための説明会に参加した人!、関学の入試課の藤井セミナー出身の職員の女性が言ってたの、覚えていますか??「何十回も読んで、復習テストは90%を切らないように頑張った!」と言ってましたよね。
この勉強方法は、関学だけでなく、関関同立、GMARCH 、早慶上智にも通用します。また、産近甲龍や日東駒専を希望している人も、このような勉強方法で頑張れば、知らない間に、さらに上の大学を目指したくなるように英語力や偏差値はアップしていくので、頑張って下さい!