質問:はじめまして!高校3年生の受験生です。就職活動中の兄から聞いたのですが、採用活動の際、上位校の学生には、その大学のOBから直接連絡がきて、いわゆる別枠採用があるというのは本当でしょうか?(リクルーター制度・・?いう名称らしいのですが)また、あるとしたらどのレベルの大学からでしょうか?ちなみに私の志望校は早慶と同志社・関学の経済です!
お答え:僕は、関学の経済だったのですが、内定をもらったパナソニック(松下電器)、神戸製鋼、住友銀行、は明らかにありました。伊藤忠商事も薄~くあった感じです。この「枠」というのは、企業の人事部は建前ではキッパリと否定することがほとんどです。でもリクルーター制とはっきり打ち出しているところもあります。同じ関学の学生でも、リクルーター制でひっかかって入社した人、それ以外で入社した人、インターンから入社した人など、そのルートもいくつもある会社が多いです。去年や今年、大手企業に内定した大学生から色々と聞いていると、やっぱり明らかに「枠」はあります。でも企業の人事部は建前は公平を装うので、「ない」というのです。でも、一流企業の場合は、毎年、結果はやっぱり、早稲田慶応がバンバンいて、私学の最後は明治立教関学同志社、国公立の最後は神戸大….っていうのがおきまりのパターンです。例えば、ある企業は、早稲田20人、慶応20人、同志社7人、関学5人….という枠があったとします。でも、必ずその他の全ての大学で3人とかの枠があるものなのです。だから、全ての大学に公平…というのは、この3人の枠を全国の大学生が争う意味では公平かもしれません。
「枠」があるのはどの大学までか?ということは、超一流企業で関学同志社まででしょう。立命関大で微妙っていうか、だいぶん弱くなる感じです。なんせ、こんなことは公表されないので、就活を終えた学生への聞き込み調査からの感じです。学生は内定後には内定者懇親会で同期と顔を合わせるので、どこの大学から来ているかはだいたいその時に把握できるのです。でも、超一流企業でも、全く「枠」がない会社もあります。でも、採用活動の結果は、やっぱり関学同志社以上の学生が集まってしまいます。これは、大学生活の4年間の「質」が違うので、当然、面接などでは自然と4年間の体験や経験の違いが出るのだと思います。
さらにオマケで言うと、例えば関学の体育会などは、一般的な就活より早い段階で、企業が名簿を見せて欲しいとか、体育会の人らだけを対象に説明会をしたいので学生を集めて欲しいとかの問い合わせがきます。これは、体育会本部にきます。「受験のバイブル」の最終ページのリストにある広瀬君とか在田君は、それぞれ馬術部と射撃部ですが、体育会本部の副本部長もしていました。だから、ダイレクトにそんな情報が入ってくるのです。
こんなもんで、答えになってますか?また質問があれば遠慮なく!