先週の明治大学も、むっちゃ現代文が伸びる英語長文です。
まず、長文を配られたら、段落の構成をザットみましょう。
先々週の「美は平均」の長文と違って、この長文は段落が分かれていません。
その場合は、エッセイ(随筆)の可能性が高くて、作者が思ったことをダラダラ書いている可能性が大。
とは言っても、それなりに話は展開していき、言いたいことまでの強いメッセージはなくても、
文を書きたくなった動機は作者にあるはずです。それが文章の中心です。

①4行目までは、ポイントは foretaste, illusion です。本当に月にいるのではありません。
②4~11行目までは、イースター島の風景描写です。
③12行目から、ラノララクと場所を絞り込んで、しかも強調構文を使ってます。
④13行目で work 、14行目で what they were doing 、17行目で task とここらへんは
「仕事」の話です。ここで、何の仕事か分った人はかなり読みやすくなるはず。
⑤17行目~19行目までな、さっきの「仕事」の話から、作者が何を感じたかで、この部分が、
おそらく文章を書きたくなった「動機」=文の中心です。
それは、「はかなさへの警告」であり「今はもうない文明への記念碑」というような表現で表されています。
⑥その後は、またしばらく風景描写が続き、最後に27行目に miserably small
「惨めなぐらい小さく感じる」とあります。これはモアイ像を目の前にして思うのと、
またすごい文明でも一時的(transience)なのだな…と感じて表した表現だと思います。

段落がなくても、これだけ文の展開がわかるので、段落が分かれていたら、もっと文の構成を掴み易いはずなので、英語長文の復習では、こういったことを注意して復習をしてください。そうすると、英語長文を利用して、必ず現代文の偏差値もアップします。

【設問】15行目の表現ですが、簡単に言うと「近くに人が居る気配を感じる」っていうのを「地面の穴の中に…」と作者が表現しただけです。
では、なぜ、「近くに人がいるのでは??」と作者が思ったと思いますか??こういことに気付けば、絶対に現代文の偏差値もアップしますよ!(答えは次回)

写真は、宮崎空港前の民間駐車場の送迎者にいっつも乗っているトイプードル。つい最近まで赤ちゃんだったのに、すぐ大きくなりました。むっちゃかわいいです。ちなみに、この駐車場は「ビックリドッキリ駐車場」と言って、1泊200円です!

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