藤井セミナーの生徒の人達に、簡単に説明すると…

人、物、金が自由に行き来できるEUで、ヨーロッパの貧しい国の人らが、お金を稼げる国に流入します。例えば、ルーマニアやポルトガルの人らが、お金を稼げるイギリスに仕事を求めてくるのです。何年かイギリスで仕事を頑張って、それから自分の国にお金を持って帰れば、4~5倍の価値があるとか!! 例えば、イギリスで働いたお金の2000万円でロンドンで家を買ってもマンションしか買えない…。でも、ルーマニアに帰ったら3階建ての豪邸が建つということです。

で、イギリスの地方都市のお年寄りのおうちの回りに、移民がたくさん増えて、英語はしゃべれないし、マナーは悪いし(思い込みの可能性もある)…というので、お年寄りは仕事も奪われた気分がして、気を悪くしていきます。税金も高いし、仕事もないし、生活は苦しいし…。
 
そこで、天才的スピーチをする前ロンドン市長のボリスジョンソンさんや、独立党のファラージさんが、「みなさん!、自分の回りに移民の人が増えてませんか?あなたの仕事を奪ってるのですよ!あなたが払っている税金も移民の人らのためですよ!治安、悪くなってませんか?? しかも、イギリスは、毎週480億円もEUにお金を払っています!離脱したら、そのお金は、高齢者の医療費に使います!!」と言ったら??
 
その結果、国民投票をしたら「離脱派が勝っちゃった…」
 
ここから、多くの人が「まじで??」となるのです。
「俺、離脱に投票したけど、まさかほんまに離脱するとは…」となってきたようなのです。
しかも、毎週480億円をEUに払ってたのは、嘘だったのです。160億円だったらしいのです。さらに、離脱派は「高齢者の医療負担にお金をまわす」…なんて、言ってません!と言い出したのです。そりゃ、両陣営とも怒るわ…。
 
そして、ロンドンでは署名運動が開始。
 
なんでも、署名が10万人以上集まったら、国会での審議を検討するようなのです。今、100万近く集まっているみたいです。
 
そして、もしもですよ!、議会で審議されて、「国民投票をもう1回する??」を争点に選挙がされて、「もう1回する!」の政党が勝てば、EUに残留!!!ってことになる…とならないかな…と、私は淡い期待を抱いています。
 
でも、呆れたのは、離脱決定直後に、ネットの検索1位が「EU離脱の意味」、2位が「EUって何?」だったそうです。グラフでみたら、この2つの検索数が信じられないぐらい異常に多い…。もしかしたら、離脱派は、全体の事を大きく考えずに、自分の身の回りをぐるっと見ただけで、離脱に投票したのかもしれません。
 
これは、人のふり見て我がふり直せです。
 
経済政策を期待して投票したのに、勝手に「全て信任されました!」とばかりに、憲法も変えられてしまう…なんてこともありそうです。日本の事ですが…。
 
経済はこの党がいいな…、憲法関係はこの党がいいな…、と1つの党に全部の希望があるわけないので、ほんと困ります…。なら、投票するとこないから、どうせ現政権がまた勝やろうから、絶対に政権を取らない(と思う)ここに入れておいたれ!!って、入れたら、みんなが同じ考えでその党に入れて、政権をとっちゃった…なんてイギリスみたいな事になっても嫌だし…。
 
いずれにせよ、18歳以上の人は、ちゃんと考えて選挙に行きましょう。
 
ちなみに、EU残留のメリットを知りたい人は、近くにいる経済学部や商学部の大学生に聞いてください。
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