3年生の休んだ人向けの振替授業をオンラインで受講できるように、週の前半の授業(月火水)を三宮教室のブログにアップしていきます。週の後半の授業は伊川谷教室のブログにアップしていきます。
★長文授業動画(水曜日にアップ)
★長文教材PDF(B5)
※週の後半の授業は伊川谷教室のブログにあります
※教材の用紙はB5で印刷か、A4に拡大して印刷をしてください。
今週は上智大学の英語長文です。
いくつか固有名詞が出てきてます。英語の勉強だけだと、固有名詞の事なんか知らなくてもいいのですが、やっぱりいろいろな「知識と教養」はあったほうがいいので、ちょっと紹介しておきます。
DHローレンスは、その作品が何回も映画化されて有名な作家です。1885年に生まれて1930年に亡くなっています。ちなみに第一次世界大戦は1914年から1918年です。この戦争に関連した作品では「チャタレイ婦人の恋人」という有名な作品があって、何回か映画化もされています。
アッシジのFrancisは、世界史の人は知っていると思います。山川出版の世界史用語集では、「フランチェスコ修道会」で出てきます。これは頻度が⑥です。
やっぱり、英語の勉強は世界史の方が断然有利です。それが何のことか、ちょっとでも背景知識を持って読んでいける方が内容を理解しやすいのです。
今回の問1でてこずった人も多かったと思います。
まず、下線aの単語で、藤井セミナーの単語集で載っていないのは、 invoked だけです。でも、その手前に constantly があります。 ly なので副詞です。選択肢の日本語には、アに「絶えず援用されている」、イに「絶えず訴えられている」、ウに「絶えず利用されている」、エに「絶えず巻き添えをくっている」とあります。だから、ここから、 invokeの意味は、「援用する」か「訴える」か「利用する」か「巻き添えをくう」か…とわかるはず。
次に消去法で、アは「激しく非難」の主語を考えたら本文とは違うので、アは消去できます。
そこで行き詰ったら、もう諦めて先を読んでいきましょう。
その先には、アッシジのフランシスの話があります。「勢力が拡大して成功したら、フランシスの教えを悪用する人が増えるのか…」という印象を持つと思います。そして16行目の twist が動詞の文を理解して、次の文になると、またローレンスに戻ってきます。ローレンスも同じ道をたどったとあるのです。
それで、もう一度、問1を読めば、「絶えず利用されている」が一番ふさわしいとわかるはずです。
こんな感じで、読みながら、その場で傍線部分を解決しようとしても答えが出ない場合は、そこで一旦諦めてどんどん先を読んで、結論を知ってからもう一度考えたら、分かることがあります。そのためにも、何回も読める速読力養成が絶対に必要となります。
もし、今、あなたが英語も国語も社会も苦手で、3教科とも偏差値が30や40でも、関関同立なら「選択と集中」で的を絞った作戦を実行すると、今から始めたら十分に現役で合格します。まずは、その作戦を聞きに気来てください。大手予備校とは全く違う作戦です!