推薦入試と総合型入試(AO入試)は、デメリットだらけ! 藤井セミナー(神戸三宮)英語力アップと関関同立に強い!大学受験の塾・予備校

総合型選抜で受験をするなんてもったいない!

話を、普通の私学文系の人に限定します。
特に私学文系受験なら、できるだけ上位の大学に行った方がいい!

何が上位か、ちょっと定義は難しいのですが、はっきり言うと、産近甲龍や日東駒専やそれ以下の大学に推薦や総合型で入学を目指すのは、非常に危険!関関同立やGMARCH以上の大学でも、総合型(AO)は辞めるべきです。
では、その理由と危険性を説明していきます。

英語偏差値30から難関大学合格なら
藤井セミナー

総合型選抜や推薦の大きなデメリット

実はもっと上に行ける!

高校偏差値が52の須磨翔風高校陸上部のI君は、最初は学校での周りの友達の雰囲気に影響されて大学は神戸学院大学(≒大東亜帝国レベル)を目指していました。でも藤井セミナーに入塾してから英語力がアップしていき、高校2年の最初の頃は産近甲龍(≒日東駒専レベル)を目指すようになっていました。彼がどのように目指す大学を変えていったか見てください。

高校入学当時➡『大学はどこでもいいわ…。勉強きらいやし。』

高校1年➡『僕も神戸学院(≒大東亜帝国レベル)ぐらい行きたい』

高校2年➡『英語力がちょとアップしたので、産近甲龍(日東駒専レベル)を目指す』

高校3年➡『英語力に自信がついてきたので、関関同立(≒GMARCHレベルを目指す』

高校3年の秋➡『模試でも好結果が出たので、早稲田を目指す!』

彼は、このように受験勉強の実力アップと共に、志望大学をどんどん上げていってるのです。その結果、同志社大学の商学部での英語は満点を取り現役合格をして、さらに早稲田大学の社会科学部にも現役合格しました。

もし、彼が最初から産近甲龍の推薦や総合選抜を狙っていたら、早稲田どころか、関関同立にも合格していないでしょう。

次の例は、高校偏差値が54の六甲アイランド高校から現役で同志社大学の法学部、経済、商、商と4学部に現役で合格したCさんです。彼女は、最初は関西学院大学を目指していました。そして、この年は関西学院大学の指定校推薦が1つだけあって、同志社の推薦はなかったようです。でも、そのころにはもうかなり英語も社会もできるようになっていました。なので、最初の目標通り関学の推薦を取って入試を終わるのはもったいないので、志望大学を同志社に変更しました。その結果、同志社の英語は最高点では200点満点中181点を取り4学部に合格してきました。関学も受験しましたが当然合格しています。

こういった例からもわかるように、高校2年や3年の始めの頃に産近甲龍や日東駒専や関関同立やGMARCHなどの総合型や推薦を狙うのは、もったいないということです。

推薦や総合型を考えていたら、一般入試で頑張る生徒は秋や冬に実力がドン!と伸びるので、そのメリットを得る事ができなくなるのです。

ドンと伸びる冬のメリットを放棄

一般入試で難関大学に入る受験生のほとんどは、直前で実力が大きく伸びます!推薦や総合型で産近甲龍や日東駒専に夏過ぎに決まるという事は、この冬にドン!と実力が伸びるメリットを放棄していることになります。そして、関関同立やGMARCHに行くのと、産近甲龍や日東駒専に行くのとでは、人生的なメリットが何億円単位で変る人も大勢出てきます。…というのは、強固な「学歴フィルター」で関関同立GMARCHと、産近甲龍日東駒専の間で、はっきりと線が引かれてしまうからです。就職やお金が全てじゃないですが、4年間の充実度もかなり変ります!

昔、東京のGMARCHの1つの大学のオープンキャンパスに生徒と一緒に行きました。その時に、その大学の職員がこんなことを言ってました。
「本大学への入学者に、いつ受験勉強の成果が出て実力が伸びたか?というアンケートを行った所、大多数が1月と答えています」

つまり、大学側のアンケートからも、やはり受験の直前で大きく実力が伸びているのです。

また、藤井セミナーでは9月から毎月1回、関関同立やGMARCHの大学の過去問を、本番と同じ時間割で3科目を解く練習を行います。
その時に、例えば関西学院大学の過去問で、10月末時点では合格最低点に100点前後足りない生徒でも、沢山の生徒が2月の本番では関学や同志社大学に合格してきます。

具体例を2つあげると…

英語200点、国語150点、社会150点の500点満点の関西学院大学の過去問題で、合格最低点(得点調整後)が321.2点の時のデータです。10月の末に実施した時の生徒のデータと、その後の合否

Mさん 龍谷高校 224点 ➡ 本番では同志社のみを受験して政策学部に合格

Mさんは、10月末の時点では、関学のある年の合格最低点に 97.2点も足りていません。でも、実際は、滑り止めなしの徹底した対策を行って、同志社大学に1つ合格してきています。

この90点前後足りない層からも実はかなり多くの生徒がその年の関関同立の入試で合格しています。データで見ると、80~110点未満で足りていない層からは、実に80%の人が同志社・関学・関大・立命のどれかに合格しているのです。合格メンタルが強くて最後まで合理的な戦略で頑張る生徒なら、同志社大学に1つや2つ受かって来る生徒が何人かいます。

Sくん 須磨翔風 179 ➡ 本番では関学に1つ合格

S君は、10月末の時点では、なんと142.2点も合格最低点に足りていません。彼は、部活が終わってから勉強にエンジンがかかりました。そして、本番直前の1月中頃には安定はしないものの、なんとか英語は60%から70%を時々取れるようになってきました。英語長文の経験と単熟語の暗記の成果が出始めたのです。そして社会は運動部男子特有の根性で詰めまくって、本番では90%前後の得点を出しています。国語の対策までは手が回っていません。そして本番では、社会で爆発的に点が取れて、英語もなんとか60%以上でまとめた日に合格してきています。

この時期、110点から140点足りていない層からは、同志社受験者はいなかったのですが、関学・関大・立命館合格者は何人もいます。ただ、合格学部の数はほとんどの生徒が2つ前後で、全学部合格の生徒はかなり激減します。それでも、この層から40%は関学か関大か立命に合格しました。これが140点以上足りていない層となると、関学・関大・立命に合格した人は20%に減ります。

こういったデータから、夏過ぎに産近甲龍や日東駒専などの大学に指定校推薦で決まるのが、どれだけもったいないかが分かるはずです。産近甲龍や日東駒専に決まる人が、普通に受験勉強を頑張って行けば、秋に実力が蓄えられて、冬にドンと実力がアップして、関関同立やGMARCHに受かるのです!そのチャンスを棒に振るのが産近甲龍や日東駒専の指定校推薦や公募推薦なのです。

合否は、主観的では??

まず、努力したら絶対に結果が出るか、努力しても100%結果が出るとは限らないか…と考えて下さい。

関関同立やGMARCHの一般入試は、普通の生徒が普通に努力をしたら誰でも合格できます。

話は簡単で、英単語を覚えて、読める英語長文を100枚ぐらい仕上げて、世界史 or 日本史を覚えて、最後に古典単語と文法を詰め込んで、それから受ける大学の過去問を時間を計って何回かやれば誰でも受かるのです。

一方で、総合型(AO)はどうですか?

7月から8月にかけてかなり準備をすると思います。そして多くのケースで面接もあります。今まで、藤井セミナーの生徒で、偏差値70前後の高校から関関同立やGMARCHや地方国公立の総合型(AO)を受けた生徒の合格率は約50%です。でも、英語と社会ができる生徒が関関同立やGMARCHの一般入試を受験すると100%合格します。

しかも!、

その滑った生徒が、人間的にはしっかりしてて、ちゃんと喋れて、しっかりとその大学の総合型(AO)選抜の準備を高校の先生と一緒にやっていた生徒なのです…。そもそも偏差値が70前後ある高校の生徒なので、地頭もいいです。そして、高校の先生も「受かるやろ」と太鼓判を押していました。藤井セミナーは総合型選抜にはタッチしていないのですが、それでも彼ら彼女らを見てたら、しっかりしているし、ちゃんと準備をしてるようだし、関関同立やGMARCHレベルの総合選抜には受かるだろう…と思っていました。

総合型選抜は、体験、小論文、面接が主流です。お金がある家庭が断然有利。学校の勉強も、英語力も関係ない場合もあります。そして、小論文や面接をするのは大学の教授や職員です。努力の結果の数字だけで決まる一般入試と比べて、「小論文や面接には主観が入らない!」と、言えますか?

今までの例から3つ紹介します。関関同立の総合型選抜での悲劇です。

1つ目  偏差値70の高校のできる女子が、高校の先生も太鼓判を押す中で総合型に不合格

彼女の名前は仮名で田代さんとします。田代さんは学校の成績も優秀で指定校推薦でも関関同立には行ける位置にいました。ところが、なぜか総合型選抜で関関同立の受験を選びます。こちらはてっきり神戸大学を目指してると思ってたので、関関同立の総合型選抜なら余裕で決まると思ってました。高校の先生にもそう言われたそうです。なんせ、高校の5段階評定は高いし、ハキハキしていて明るくて頭も良かった生徒です。

でも結果は不合格。塾でも学校でも「夏休みに、総合型選抜の準備だけでなく、一般入試向けの勉強もやっとくねんで!もし総合型がダメなら一般入試に切り替えないとあかんから」と言われていたのに、実際は一般入試の勉強はやっていませんでした。

総合型入試の準備もあるし、どうしてもそれでの合格に期待するし、誰でもこうなります。これをまだ18歳の高校生に「精神力と根性で、夏休みに一般入試の勉強も追い込んでやっておけ!」と言うのは簡単ですが、実際には至難の業で、できない事なのです。

そして総合型選抜で滑れば、夏休みには一般入試の勉強はしていないし、総合型選抜で滑ったショックで9月の1ヶ月ほど勉強は手につかなかったし…で、2ヶ月遅れてしまいました。こうなれば10月になっても一般入試向けの勉強にエンジンがかかりません。心のどこかに「今から頑張っても間に合わない…」と思っていたようです。そして結果的に浪人をするのです。

一方、彼女の中学時代の友達で、高校は偏差値52の高校に行ってたので別の高校でしたが仲の良い友達の坂井さんが塾にいました。この生徒は8月までガッツリと運動部で頑張り全国大会にも出ました。偏差値52の高校の中でも学校の成績は下の方なので、推薦も総合型選抜も選ぶ事はできません。一般入試でしか関関同立に行く方法はないので最初から一般入試に絞って、藤井セミナーの作戦通り英語長文と社会を得点源にする受験の作戦に集中しました。その結果、この偏差値52の高校の坂井さんが同志社と関学に現役合格してきたのです。

ここでの教訓

  • 早く決まって楽だからと、主観的な判定に入試を選んだのが間違い
  • 選択肢が多いと、その中で楽な方法を選んでしまうので、それがダメなら取り返しがつかない。
  • 選択肢が多いのが逆に失敗の元になるケースもある。
  • 選択肢がない方が、それに集中せざるを得ないので、効果がはっきりと現れた成功する例も多い

2つ目  偏差値70の高校の、文化系クラブで全国的に優秀な成績を納めた快活な男子が、総合型で不合格

部活では部長をしていて、学校の先生からも後輩からも信頼されていた野間君(仮名)は、関関同立のある大学の総合型選抜での受験を決めました。本気で頑張ったら神戸大学も可能性があるのに…と言ったのですが、お父さんとお母さんもその大学の出身なので、両親の意向もあり、「確実に早く決まる」と踏んでの関関同立のその大学への総合型選抜での受験を選びました。

ところが、野間君も不合格になりました。頭は良いし現代文も得意で小論文の模試でも偏差値はかなり高かったので、小論文ができないわけはありません。また部活では部長で、しっかりと喋る生徒で、面接がダメな事も無いと思いました。高校の先生も「その大学の総合型選抜には合格するやろ」と太鼓判を押されてたみたいですし、本人も受験の時に、特に何かを失敗したわけでも無いと言ってました。

なので1番の田代さんと同様に、できる高校の、明るくてできる生徒がなぜ滑ったのか、謎でしかありません。

3つ目 偏差値45の高校の金持ちの家庭の明るい男子が総合型で関関同立のある大学に合格!

これは悲劇ではなく喜ばしい事なのですが、ちょっとこの後いろいろとややこしい事が起こりました…。彼自身は明るくて運動部で快活で性格もとてもいい奴でした。でも、お金持ちなのをときどきネタにされていじられていました。夏ぐらいには総合型の試験に専念しだして、受験勉強はもうしなくなりました。その前から、英語も国語も社会もかなりできなかったのですが、その状態で総合型選抜には合格してきたのです。お金持ちの彼が、かなり値段の高い総合型選抜用の予備校にも行ってたこともあり、ちょっと嫉まれました。その年は、結局彼が合格した大学は行きたくないという受験生が多くなり、多くの生徒が同志社を目指しだしてたくさん同志社に合格してきました…。結果的に、皮肉にも彼のおかげで同志社チャレンジャーが増えて、合格者も増えたので、みんな幸せな結果に終わったのですが、「受験勉強はこんなにできなくても合格するんや…」と驚いたのも事実です。もっとも、そもそもが受験勉強以外を評価して入学してもらうシステムなので、受験勉強ができなくても全然問題ないのですが…。

結局、1の例の田代さんも、2の例の野間君も、総合型選抜に落ちたショックで一般入試向けの勉強ができなくなり、2~3ヵ月を無駄にして浪人をしてしまいます。

総合型や推薦に失敗したら、もう一般入試には追い付けない!

理想は、総合型にチャレンジしても、もしもダメなら一般入試を受けなくてはならないので、受験勉強も平行して継続しておくことです。総合型にチャレンジする生徒も、こういったアドバイスには納得して「わかった。そうする!」と言うのですが、現実はどうか??

ほとんど(全員と言っていいぐらい)の高校生は、総合型や推薦が頭にちらつくと、一般入試用の受験勉強を辞めてしまいます。その時期は、夏休み前とか、夏休みに入ったころになります。

そして、総合型の準備を、専門の予備校でいろいろ手伝ってもらって仕上げていきます。その過程で、「これは、受かるのでは??」と当然期待感が出てきます。試験のように点数かされて客観的に比べられないので、自分が頑張って総合型にトライしていけば、当然「受かるのでは?」と期待するでしょう。そうなると、もう一般入試向けの勉強はできなくなります…。

その結果、つまり期待が高まった結果、総合型にすべってしまうとどうなるか??

今度は、ショックで、すぐには切り替えができずに一般入試向けの受験勉強に戻れなくなるのです。たいていは、総合がたに滑ったショックで1か月ぐらいはボーっとしています。

これで、合計3ヵ月ぐらいになってしまいます。

なので総合型選抜にかけるのは危険なのです。多くに受験生は「総合型選抜や推薦がダメだった時のために、一般入試の勉強は続ける」と言いますが、そんな事、現実にできますか?ほぼ100%できません。今までの藤井セミナーの生徒に限定したら、誰もできていませんでした。藤井セミナーの生徒がヘボいと言われればそれまでですが、それでも偏差値70レベルの高校の優秀な生徒など含んで何十人もいて、誰も一般入試の勉強を並行してやってませんでした。

それで総合型や推薦がダメなら、もう受験勉強は3ヶ月も遅れる可能性が出るのです。そんな生徒らはみんな口を揃えて「総合型や推薦なんか受けずに一般入試向けの受験勉強に集中してたら、難関大学に受かってたかも…」と言います。

総合型選抜のチャンスは1回だけ、一般入試のチャンスは何回もある。

総合型選抜の準備は、他の入試に転用して利用することができないので、やはりかなり危険だと思います。でも、一般入試で英語や国語や社会などを勉強する場合だと、その勉強方法でどの大学の受験もできるのです。

一般入試の場合だと、例えば明治大学や青山学院なら文系の学部だけでもそれぞれ9回受験ができます。明治と青山の2つの大学を受けるなら、最大で13回受験ができます(一部で日程がかぶるので)。

同志社大学や関西学院大学でも文系学部だけでそれぞれ6回受験ができます。この2大学の受験をするなら最大で10回の受験ができます。そして、英語ができて世界史や日本史の社会をちゃんと覚えた受験生なら、いつ受けてもたいてい合格できます。これは「再現性」が高いと言う状態です。一般入試合否の判断に主観的判断の余地はありません。点さえ取れば合格できるので、対人関係的な運には左右されません。

でも、総合型選抜の試験は、通常は1つの大学で1回です。チャンスの多さが全然違います。

一般入試では勉強の中心となる英語力が伸びない!

大学受験の勉強を利用して英語力をアップさせるのは非常に重要です。就職活動を1つ取ってみても、「学歴フィルター」ならぬ「TOEICフィルター」があると言う人もいるぐらいです。これは私の感覚になりますが、英語の模試(多くの高校生が受けるベネッセとして)で偏差値が65~70ぐらい、もしくは共通テストの英語が80%ぐらい…なら、TOEICの対策をせずに受験しても600点前後取れるのでは?と思います。でも、模試の偏差値が55ぐらいで、共通テストの英語で60%ぐらいになると、TOEICでは500以下になるような気がします。なので、大学受験の英語で、文章分析力、速読力、単語力と熟語力などを鍛えておいたら、TOEICでは600点ぐらいからスタートできるような感じなのです。これは、非常においしいと思います。

総合型(AO)はリスクだらけ!

総合型選抜の理念は素晴らしいのですが、結局は、ちょっとでもいい大学に行く手段として使われるだけです。東大に受かりそうな生徒が、理念に共鳴して関関同立やGMARCHの総合型選抜を受けるわけがないのです。

そうなると、これも産近甲龍や日東駒専以下の総合選抜なんて受けてたら、本当は一般入試で頑張ってれば、関関同立やGMARCHに合格しているのに…と非常にもったいない結果になるのです。

人によって、どのラインで線を引くかは違うのですが、1つの考え方で「学歴フィルター」の有る無しの観点で線を引く方法もあります。この「学歴フィルター」は企業ごとに違うので、完璧な定義づけは難しいのですが、今までの卒業生の就活の結果や、大手企業の人事部に配属された塾OB達の証言からは、やっぱり「関関同立・MARCH」と「産近甲龍・日東駒専」の間に大きな溝があり、ここに学歴フィルターが強固に存在していると思います。

なので、特に私学文系で大学に行くなら、この学歴フィルターより上の大学に行くか、下になるか??が大きなポイントになります。多くの高校生にとって、そのチャンスが一番多くなるのが一般入試となります。

関関同立やGMARCHの総合型(AO)はもっとリスクだらけ!

例えば、産近甲龍レベルの推薦や総合型に失敗しても、そこから受験勉強に切り替えても一般入試では十分に受かると思います。そんなに入試問題も難しくないからです。ただ、今まで説明した学歴フィルターや、実際の4年間の大学生活から考えると、関関同立を目指して欲しいところですが…。

でも、推薦や総合型で関関同立を狙って、合格すればいいのですが、不合格だったらもう一般入試の勉強には追い付くことが難しい…という意味では、やっぱり推薦や総合型で関関同立やGMARCHを狙うのは超危険です。

簡単に「推薦」や「総合型」を狙った場合の失敗例の過程をまとめておきます。

・夏休み前からモチベーション不足で結局受験勉強はしなくなる。

・9月ぐらいに推薦や総合型で受かればいいけど、こんな主観的なテストで滑ればそこからが悲惨…

・滑ったショックで1か月か、それ以上、一般入試向けの受験勉強をする気が起らない

・一般入試向けの受験勉強をなんとか再開するのも10月や11月になる…

・この時点で、一般入試の勉強は3ヵ月ぐらいのブランクがあり、前より勉強がしんどく感じる

・GW時点なら自分よりはるかにできていない友達にも、余裕で抜かされていてやる気も起らない…

・とうとう心が折れて、関関同立やGMARCHの推薦や総合型を狙っていたのに、結局進学するのは産近甲龍か日東駒専…。もしくは浪人。

こういったプロセスを歩む生徒もかなりいます。

ただ、推薦でも総合型でも、関関同立やGMARCHに受かれば何の問題もありません。

でも、その合否の判断は、かなり主観的な判断になるので自分の努力ではコントロールできないということです。一方で、一般入試の場合は、自分の努力だけでコントロールできる試験だと言えます。

関関同立やGMARCHの推薦や総合選抜に失敗した生徒が、もしも関関同立やGMARCHの総合型なんて無視して、一般入試向けの勉強を最初からやっていれば、慶応や早稲田にも受かっていた可能性が高いのです。

総合型選抜はお金持ちが有利!

総合選抜は、お金持ちが有利な入試形態です…。

経済格差が教育格差に結びつくというデータが存在するようですが、個人的にはこの現象はあまり好きではありません…。

総合選抜では体験が重要です。でも、それはお金で買えるのです…。総合型選抜(AO)の塾や予備校も、実はそんな所があります。
ここで、ネットで拾った2人の有名人のコメントを紹介しておきます。

一般入試で東京大学に入学した現役東大生・フリーライターの布施川天満さんと、アメリカのイエール大学助教授の成田悠輔さんのコメントです。(  )は分かりやすいように補足した所です。

  • 布施川天馬さん
    「相対的に貧困家庭の人は(総合型選抜の入試は)難しい局面になっていると思う。総合型はどうしてもお金持ちのための入試に見える。志望理由書による書類審査と面接の審査が中心になるが、ネタ元になる体験がないと突破が難しいからだ。」

拡大する“総合型・推薦型”の大学入試は金持ち有利? 一般入試の“一発逆転”はフェア? ひろゆき氏「貧乏人でもワンチャンある道を残したほうがいい」(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース

次に、テレビにもよく出演しているイエール大学助教授の成田悠輔さんの書いた記事から抜粋。( …… の所はカットした部分です。)

  • 「私の大学も含めて、アメリカの有名大学は入学試験がありません。…… 受験がAO入試に近い仕組みしかないのです。そういう世界で、何がおこっているかというと、高校生が100万円以上かかる「2週間で多様な経験を買うためのパッケージツアー」に参加しまくっています。そして、NPOや会社を作る「経験」をし、受験の際に「社会起業家」を名乗って、自分をプレゼンすることで、合格を勝ち取っているわけです。」

https://toyokeizai.net/articles/-/621239?page=2

これなんかは、すでに日本の総合選抜専門の塾では行われていて、生徒から聞く話によると、だいたい年間100万円ぐらいで、オプションで何かの体験をするには10万円単位で値段が上がっていくそうです。

つまり、いかにお金持ちの特権を生かして、他の高校生とは違う体験をして自分がマイノリティーになるか?がポイントなのです。

ただ、お金持ちで「金に糸目は付けぬ」作戦で総合選抜に臨んでも、合否の判定は一般入試と比べると、どちらかと言えば客観的な判定ではなく、主観的な判定になるので、滑るケースも十分に想定できます。そうなれば、さっきの章の話になり、もう立ち直れなくなり、本来の一般入試なら入学できる大学の1ランクか2ランク下の大学にしか受からないか、浪人をする…ということになるのです。

なので、やっぱりお金持ちにとっても、総合選抜(AO入試)は避けるべき入試形態でしょう。

一般入試には、メリットが沢山!

一般入試のメリットを列挙してみます。

志望大学を柔軟に変えられる!

高校生は1年間で大きく成長します。実際、藤井セミナーの生徒で、高3の4月での志望大学は摂神追桃レベルの大学を志望していたサッカー部男子や、大東亜帝国レベルの大学を志望していた陸上部男子が、現役で早稲田大学の学部に複数合格していきている例もあります。

なので、一般入試の場合は、どんどん成績を上げていって志望大学を決める事ができるのです。

それなのに、まだ成績が上がる前の段階の夏の段階で、総合型(AO)で大学を決めてしまうのは、人生的に考えてももったいなさ過ぎます。

努力の結果は100%反映される

一般入試の場合は英語の単語と熟語を覚えていて、英語長文を100枚ぐらい読めるように仕上げて、世界史or日本史を覚えていたら、当日、どんなに緊張してても、できるものはできます。実際、私学の一般入試は一発勝負ではなく、同じ大学を数回受験できます。なので例え初日に緊張しても、2日目からはすぐ慣れます。また緊張しているからといって、今までしっかりと覚えてきた英単語を忘れるとか、英語長文の読み方ができなくなる…とか、覚えてた社会の知識を忘れる…って、あり得ません。

なので、一般入試は『再現性が高い』とも表現できて、しっかりと準備した人なら、関関同立やGMARCHまでなら確実に受かり、試験後にも合否の手ごたえを100%感じる事ができる試験です。

自分に自信がつく

一般入試の場合は、具体的な目標を持って、その達成度を自分で実感しながら進めていくことができます。そして、その結果、一般入試で合格したら、かなり自分に自信ができます。

一方で、総合選抜を、お金持ちの親にお金を出してもらって、色々な大人からの支援で乗り切って大学に合格したとしても、何か自信がつきますか?? 逆に、自分のメンタルが成長してから、自己嫌悪に陥る場合もあります。

なんと言っても、英語力がかなりアップする! 

特に私学文系なら、大学に進んだ後に英語ぐらいはできておかないとヤバイ…と思いませんか?大学生になると、英語の評価はTOEIC一択になります。中には、就職活動の時には「TOEICフィルター」があると言う人もいます。その時、関関同立やGMARCHのを、英語をしっかりと勉強して一般入試で乗り切っていれば、次の英語(TOEICなど)の勉強をする時の大きな基礎力ができているはずです。確かに、英会話的にはペラペラ喋ることはできないでしょう。でも、この状態から英会話で喋る練習をするのは非常に有利な状態にあります。

これは、同志社大学の学生に聞いた話ですが、総合選抜や推薦で同志社に入学した生徒が「available の意味を知らなかった」とか「 exactly を発音できなかった…」とか「express が動詞の位置にあるのに「急行」と訳してた…」とか…聞いたことがあります。なので、一般入試でしっかりと英語の準備をして関関同立やGMARCHに合格した人なら、一部の英語ができない学生を大学で見るとびっくりすると思います。

でも、受験勉強で英単語や熟語をしっかりと覚えて、英文の読解力や速読力を鍛えて、関関同立やGMARCH以上の大学に入ると、そこからTOEICの勉強もやりやすいし、留学をしてもしっかりとついていける基礎力もできているのです。

まとめ

大学入試は、努力が100%実り、「努力をしたら絶対に受かる!」と計算できる方法で受験をするのが、一番の安全策です。

その為には、なるべく早く受験勉強としての英語の勉強を開始するべきです!
これは、早ければ早いほどいいので、高1の人がこれを読んでいたら、高1からでも開始してください。

特に私学文系の場合は、英語の実力が合否の大きなカギを握ります。

次に、私立の難関大学の合否の決定打になるのが世界史 or 日本史の社会です。
この社会は、高2の末までは高校の定期テストを頑張って90%の得点を取る目標で基礎力を付けていく。
そして、受験勉強としての社会は、高校3年生の4月から開始です。藤井セミナーの世界史 or 日本史の授業は高3の4月に開始します。

さらに、ダメ押しとして古典の暗記。
これは、英語と社会の受験勉強が軌道に乗った5月からの開始がお勧めです。
もしくは、部活を引退してからでもOKです。

 

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その勉強方法などに興味があれば、ぜひ藤井セミナーの説明会に参加してみてください。日程が合わない場合は、個別の説明会を行っております。

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(東京都)自由が丘教室(宮崎県)宮崎江平教

藤井セミナーのホームページ

合格体験談

藤井セミナーが対象とする高校生
①今は勉強(特に英語)が苦手だけど、関関同立ぐらいに行きたい高校生
②英語をさらに得意にして、関関同立に確実に受かりたい高校生
③まだ自信がないから、とりあえず産近甲龍と考えている高校生
④理系、看護系、保育教育系で、英語を得意にして得点源にしたい高校生
⑤国公立狙いだけど、苦手な英語だけ利用したい高校

◇藤井セミナーに通う生徒の主な高校
《公立高校》葺合高校、御影高校、六甲アイランド高校、県立芦屋高校、神戸高校、東灘高校、鈴蘭台高校、甲北高校、夢野台高校、兵庫高校、神戸北高校、星陵高校、須磨東高校、市立西宮高校、西宮北高校、西宮南高校、西宮東高校、鳴尾高校、今津高校、県立西宮高校、甲山高校 など
《私立高校》親和女子高校、甲南女子高校、海星女子高校、松蔭女子高校、滝川高校、滝川第2高校、報徳高校、仁川学院、育英高校、武庫川女子高校、神戸学院大付属高校、神戸国際高校…など。

◇合格実績のある大学
《私立大学》慶応大学、早稲田大学、上智大学、同志社大学、関西学院大学、立命館大学、関西大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、学習院大学、法政大学、甲南大学、近畿大学、京都産業大学、龍谷大学、神戸女学院など。
《国公立大学》大阪大学、九州大学、北海道大学、神戸大学、筑波大学、兵庫県立大学、神戸市外大、千葉大学、熊本大学、大分大学、岡山大学、信州大学、山口大学、滋賀大学、高知大学

開講科目
《高校生と浪人生》英語(週2回×2時間)
《高3と浪人生》世界史、日本史、現代文、古典を選択制で受講。

詳しくは、資料をお渡ししながら説明をさせてもらいます

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