共通テストを受けなくてもいい高校生 藤井セミナー(神戸三宮)英語力アップと関関同立に強い!大学受験の塾・予備校

共通テストは受けるべきですか?と言う質問が増えて来ました。共通テストを受けるのが普通…という感じで理由もなく高校の先生に頭ごなしに「受けろ」と言われる高校生が多いようですが、実際は共通テストは受けなくてもいい人は大勢います。
そもそも、センター試験の時代から、センター試験を受けても利用しない人が約25%もいるのです。利用しないのなら、お金と時間の無駄となります。受験料を高校側が負担してくれるわけではないので…

英語偏差値30から難関大学合格なら
藤井セミナー
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このような受験生は共通テストは受ける必要無し!

夏休み中に「共通テストは受けるべきですか?」とかなりの質問がありました。結論を言うと、次の3つのケースに当てはまれば受ける必要はありません。

①関関同立やGMARCH以上を目指している
②でも、今はまだ実力不足なので試験本番までには間に合わそうと頑張っている所
③そして、下の方の大学は行くつもりも受けるつもりもない

就職活動の現実から関関同立以上に志望大学を決める
受験大学を決める指標の1つに、大学3年から4年にかけての「就職活動」の現実があります。
藤井セミナーからは、ここ数年で関西学院大学に浪人で進学した女子だけでも、以下の企業に就職が決まっています。

パナソニック(4人)、富士通(3人)、三菱電機(3人)、三菱UFJ銀行(2人)、NEC(2人)、日本たばこ産業、川崎汽船、帝人…など。これらは私が就職活動のお手伝いをした人だけを紹介しているので、それ以外の人でも大手に決まっている人はたくさんいるはずです。今年、関西学院大学を卒業した元生徒(六甲アイランド高校出身で浪人して関学の女子)は、パナソニック、東京海上火災、損保ジャパンから内定をもらって、この4月からパナソニックに総合職で働いています。

ここで「浪人女子」と限定したのは、3者面談などをしてて感じるのは、やっぱり「女子で浪人」したら就職は弱い…と誤解している人が多いと感じるからです。

勉強が遅れている高校生は志望大学対策も大変!
このような現実を考えると、学歴フィルターがかかる産近甲龍はさけて、関関同立以上に進学するべきだと思います。たとえ浪人してでも。
そうなると、高校3年生は「滑り止め」なんて考える必要はなくなり、シンプルに関関同立のどこか2つぐらいに絞って徹底的に過去問対策ができます。

過去問対策の、目的は2つあり、同じようなパターンで出る問題や知識に慣れて覚える事と、その大学の制限時間に対する時間配分に慣れる事です。この過去問対策を、実力が伸びてからやろう!と思ってたらダメ!現役の高校3年生の多くは、実力が伸びるまで待ってては過去問対策は間に合わないので、少々点数が悪くても、今からやっていくべきです。

勉強がまだ遅れている高校生が、受ける大学の過去問対策を徹底的にしようとした場合、さらに共通テスト対策をプラスでするのは、かなり苦痛になるのです。しかも、まだ実力が発展途上で、英語や社会の基礎的な実力を伸ばしていく作業の勉強も必要なのですから。

ということで、上記の①②③に該当する高校生は、共通テストを受ける必要は無い!と言う結論になります。

※関関同立GMARCHの中で、青山学院大学の一部に共通テスト併用の募集人員が多い所があります。

大学の受験方法による募集人数から、共通テストが有利か不利かを判断!

共通テストが必要かどうか考える時に、まず、自分が目指している大学の受験の仕方を調べて、共通テストが必要かどうか確認してください。共通テスト利用の受験の方法があれば、次にその募集人数を見てください。

例えば、同志社大学の経済学部なら、2025年同志社大学発行の入試ガイドを見ると、2024年の共通テストでの募集人数は25名です。一方で、一般入試での募集人数は510人です。つまり、510人の中に入る方が可能性が高いのか、27人の中に入る方が可能性が高いのか??というところです。

関西学院大学なら、共通テストを利用する受け方は2パターンです。
❶『共通テスト併用日程』が2回(2日)あります。英語は関学で受けて、その他の科目は共通テストの高得点2科目を追加して合計3科目で合否がきまります。この場合、共通テストで英語の得点が高ければ、関学の独自試験の英語と、共通テストの英語と、共通テストの世界史…というように、英語が2回カウントされる可能性もあるので、英語得意で共通テストの英語もできる生徒はかなり有利です。ただ、この受け方は2日だけで、その他の従来の関学での試験が5回あります。なので、勉強が遅れている受験生の場合は、2回のために共通テスト対策をするのが得策かどうか?という問題があります。募集人員を見ると、例えば関西学院大学の商学部なら、一般入試の募集人数が265人なのに対して、『共通テスト併用日程』が「英語型」と「数学型」と「英数日程」で50名です。なので英国社の受験生は単純計算でも17名の枠しかありません。
❷共通テストだけで合否が決まる入試方式もあり、8科目型、7科目型、5科目型、3科目型、3科目型(英語だけ検定試験利用)と5パターンあり、英国社で勝負する人でも
3科目型を利用できます。ただ、募集人員を見ると、例えば関西学院大学の商学部なら、一般入試の募集人数が265人なのに対して、この5パターンで1月出願は45名、3月出願は10名です。なら、1月出願では、単純計算で英国社の受験生の枠は9人です。

明治大学の場合は、商学部の共通テスト利用の試験では、4科目型、5科目型、6科目型のどれでも数学が必要なので、典型的な私学文系の人は無理でしょう。経営学部なら3科目型で数学がいらない方式がありますが、入学定員は25名です。一方で、普通の一般入試の学部別と全学部統一の合計なら入学定員は369名になるので、やっぱり共通テスト利用より一般入試にかけた方が合格しやすいと思います。

青山学院大学は、共通テスト利用の募集人員が多い受験方法がいくつかあります。例えば、経営学部経営学科なら、一般選抜の個別学部日程で、共通テストで国語と社会と英語を受けた上で、青山学院大学の独自問題の英語を受ける方法が、約160名の募集人員となっています。これをA方式といって、他の方式ならB方式が40名、一般選抜の全学部日程が25名、共通テストだけの入試が10名となっています。ただ、経済学部の経済学科の一般選抜の個別学部日程なら、大学の独自問題で英語と社会の2科目受験で180名の募集人員となります。これは経済学部では最大の募集人員となります。

このように、共通テスト利用の入試の募集人員を調べて、チャレンジするかどうかを決めるのがいいと思います。一般的には、難関国公立大学を受験する頭のいい受験生が、どっちみち受ける共通テストを利用して関関同立やGMARCHを滑り止めに考えるケースがあるので、共通テスト対策もバッチリやっている、そういった受験生に勝てるか??ということです。

しかも、共通テストは1回の受験チャンスしかないので、1回で1回の結果を出す必要があります。でも、関学も同志社も、文系受験生がそこまで学部にこだわらなければ、同じ傾向と対策でそれぞれ6回の受験チャンスがあります。また関学なら、例えば商学部に行きたいなら4回の受験チャンスがあります。同志社で商学部に行きたいなら2回の受験チャンスがあります。でも共通テストの試験は1回なのです。

なので、今、勉強がまだ遅れ気味な人は、やっぱり共通テスト対策なんかより、受験チャンスの多い一般入試の対策に集中する方が効率的で得策では??と思います。

受験対策から有利不利を判断!

これは、2023年の4月20日の朝日新聞の記事からの抜粋です。

「大学入試センター試験の時は、センター対策がある意味、私立大一般入試の基礎対策も兼ねる部分がありましたが、共通テストは問題内容が大きく変わったことで、別途、共通テストのために勉強しないと得点できません。私立大専願者にとっては、共通テストを受けるメリットがないと考える人が増えてきていると思われます。」

共通テストは、実際、普通の私学の試験とは形態が違いすぎます。センター試験の時代なら、まだ大きく考えると似ている部分も多かったのですが…。

なので、共通テストを受けるなら、共通テスト用の対策をする必要があるのですが、その対策はほぼ私学の入試には関係がありません。特に英語の問題形態が違いすぎるからです。しかも、受験回数は1回…。どれだけ効率が悪いか…ということです。

難易度で言うと、例えば英語なら、それほど難しくはありません。ただ、時間さえあればできる…という試験です。イメージは、高速で情報をあさって、パッと感じてサッと答えるような問題です。なので、入試の問題のコンセプト自体も違うような感じがします。

一方で、国公立を受験する優秀な高校生は、共通テスト対策もばっちりやってきているはず。彼らは、難関国立大学の滑り止めで、どうせ受ける共通テストを利用して私学にも出願してきます。そんな彼らと、募集定員の枠が一般入試枠よりもかなり少ないところで勝負できますか??ということです。

そもそも、私大側からすれば、難関国立大学を惜しくも滑った優秀な生徒を共通テスト利用枠で欲しいための入試形態なのだと思います。もっと言うと、偏差値アップを狙っているのだと思います。

受験の機会(回数)から有利不利を判断!

共通テストは、たった1回の受験機会しかありません。一方で、私学文系で英国社で受験する場合、同志社や関西学院大学や関西大学に行きたい人は、1つのタイプの受験対策で6回も受験ができます。立命館大学でも5回です。

例えば、同志社か関学に行きたい人で、まだ英語や社会の実力自体を伸ばす必要がある人が、同志社や関西学院大学の過去問対策に加えて、共通テストの対策を十分にできるか??…ということをよく考えて下さい。すでに実力があって、共通テストの対策もできるならなんの問題もありません。でも、まだ関関同立合格へのチャレンジ的な立場の勉強をしているなら、ここで対策を1種類増やすのは得策ではありません。しかも仮に共通テストの対策をしても、共通テストは1回の受験チャンスしかないのです。

これを考えたら、共通テストの試験対策は効率が悪すぎます。

共通テストは簡単なので、特に社会が得点源の受験生は不利!

私学文系受験の受験生で、社会が得意な場合は、共通テストの社会は全く自分に有利になりません。
共通テストの世界史や日本史は簡単なので、自分が得意で「できた!」と思っても、不得意な人でも高得点を取って来るからです。
でも、同志社、関西学院大学、立命館、明治、早稲田、慶応など、世界史や日本史が難しい入試では、世界史や日本史が得意な人は絶対に有利です。自分だけが高得点を取れて、他の受験生は点が取れないからです。

具体的な数字で過去の生徒の例を紹介します。
県立芦屋高校の女子で、英語はかなりできるけど世界史が大っ嫌いで苦手な生徒でしたが、2024年の2月に青山学院大学、関西学院大学にそれぞれ3学部ずつ合格しました。その時の彼女の世界史のだいたいの点数です。

共通テスト…80%の得点率
青山学院大学…85%の得点率(最高の時)
関西学院大学…30%~60%の得点率

彼女の点数から見ると、共通テストと青山学院大学は、かなり社会が簡単なのが分かります。世界史が大っ嫌いでなかなか勉強ができず、直前の付焼刃的に勉強した彼女でも80%の得点をマークしているのです。また、日本史で受験して関学や同志社に合格した受験生たちに聞いても、やっぱり共通テストの社会はかなり簡単に感じたようです。

なので、世界史や日本史が得意で、そこで得点を稼ぐ受験生は、共通テストは簡単すぎてみんなできてしまうので、有利にならないのです、ここで他の受験生に差をつける作戦は通用しないということです。

高校の先生が共通テストを受けさせる時の説得に使う言葉は本当?

今までの生徒から聞いた話では、多くの高校ではかなり強制的に共通テストを受けさせられているようです。これは、地方に行けば行くほど、高校の先生の権力が強いようで、この傾向が強まるようです。

受験料は生徒が払うのに「共通テストは関係ないので受けません」と言った高校生に、学校の先生が「受けろ」と言う理由は主に次の3つです。

①「みんな受けるから」「そういうものだから」
②受験の可能性が広がる
③私大の受験の前に、一回緊張感に慣れておけ

さらに、高校の先生にこんな事を言われた生徒もいました。
④共通テストを受けなくても、その数時間で何ができる?だから、受けておけ!
⑤共通テストを受けないなら、納得のいく説明をしろ!

まず、最初の①の「みんな受けるから、受けろ!」というコメントは学校の先生としてはあり得ませんね…。「みんなが…」というような説得は、まさに同調圧力を利用しています。同調圧力は、日本人の特徴を否定的に表す言葉です。学校教育者が、これからの日本を背負う若者に「同調圧力」を肯定的に使って、意見が異なる生徒を説得するなんて、最低の行為だと思うのですが、どう思いますか?
おそらく、生徒には日ごろから「自分でいろいろ考えろ」と言ってるのではないでしょうか?それとも、日ごろから「自分の意見はいらんから、先生に絶対服従じゃ!」と言ってるのでしょうか。もし日ごろから「自分で考える」ことを重視しているなら、こんな時だけ「みんながするから、そうしろ」って言う説得って矛盾してませんか?

次の②の「共通テストは可能性を広げる」は、逆に人生の可能性を狭める可能性が高い!理由は、次の章を読んで下さい。
③の「私学入試前に慣れておく」…というのは無理です。受験を終えた高校生へのアンケートでは、「関学の入試の初日は緊張した…」とか「立命の入試の初日は頭が真っ白になった…」とか書かれています。つまり私学の入試の初日にはみんな緊張しているので。全然慣れていません!これも下で、もうちょっと詳しく書いています。

④の「その数時間で何ができる?」も暴言に近い…。行きたい大学の過去問が1セットできます。社会ならサブノートの復習が10ページ以上できます。人生論的によく「その一瞬一瞬を大事に生きろ!」と言いませんか?高校の先生はこれに反対ですか?部活をしてても、「一瞬たりとも気を抜くな!」と言う顧問が大勢いますが、あれは嘘ですか??少なくとも数時間もあれば大学の過去問を1セットぐらいできるし、社会のテキストなら何十ページも回せます。よく「スキマ時間を使って勉強しろ!」とも言います。スキマ時間なら2~3分のことです。その2~3分も大事なのだから、数時間もあれば沢山のことができます。

⑤の高校の先生に「共通テストを受けないなら、納得できる説明をしろ」と言われた…
そもそも生徒側が受験料を払うのだし、そこまでして受けて欲しいなら、高校の先生が納得のいく説明をしたら?と思います。説明をして説得する責任は、受けさせたい側にあります。本当に必要なら、国公立受験者みたいに言われなくてもちゃんと受けます。

高校の先生に楯突く気はサラサラないのですが、共通テストは、本気で関関同立に行きたいけど、まだ実力が足りていなくて頑張っている受験生には、コスパとタイパが悪すぎるのです。どれだけ対策をしても受験回数は1回。でも、同志社や関学などしっかりと対策をしたら同じパターンの試験を文系受験者で同志社も関学もそれぞれ6回受験できるのです。

英語で見ると、昔のセンター試験なら英検に近くて、私学の入試にも近かったのですが、今の共通テストはTOEICみたいな感じです。グループ分けしたら…【私学の英語、英検、旧センター試験】が同じグループなのに対して【TOEIC、共通テスト】が同じグループです。共通テスト導入以来、「私学受験者の共通テスト離れ」というのがニュースでも流れています。それほど傾向が違うので、本気で関関同立やGMARCHを狙っていて、まだ余裕がない受験生なら、受験大学の大学過去問の対策にしぼるべきです。

共通テストは《可能性が広がる!》のウソ

高校の先生に「共通テストは可能性が広がるから受けろ!」と説得されたことありますか?今、ギリギリの状態で受験勉強をしていて関関同立以上を本気で目指す人には、「共通テストは可能性が広がるから受けろ!」というアドバイスはウソになります。上記で説明したように、共通テスト対策を余分にすると、回数の多いその大学独自の対策が薄くなり、関関同立合格の確率は低くなるので、むしろ共通テストは関関同立合格への可能性を狭めるのです!また、大学3年の時の就職活動では「学歴フィルター」にかかりたくない!と思っている人もいるはず。下の方の大学に行けば学歴フィルターにもろにかかってくるので、共通テストを利用して下の方の大学に行けば、人生の可能性を狭めることになります!

可能性が広がる…と言うのは、関関同立よりも下の方の大学も出せる…という意味では可能性は下に広がります。でも、関関同立以上に行きたい人にとっては、この可能性なんていくら広がっても意味がありません。なので、共通テストが不要だと判断した人が、これで共通テストを受ける理由にはなりません。

私学の入試の前に《共通テストで慣れる!》の嘘

毎年受験後にアンケートをしていますが、「共通テストを受けたので、私学の入試に慣れた」とアンケートで答えるような人はほぼいません。逆に、関関同立の試験の初日は「むちゃくちゃ緊張した!」というような人がほとんど。つまり、共通テストを受けても、その2週間後の私学入試への「慣れ」なんかには全然なっていないのです。理由は、試験の形態が違い過ぎるし、そこから私学の入試は2週間以上あいだがあくからです。

「緊張感に慣れる」に関しての同志社や関大に現役合格した高校生へのアンケート結果では、こんな回答がありました。

  • 同志社の赤本ばっかりしていて、共通テスト対策はしていないので、形式が違いすぎて共通テストができるとは思えなかった。なので全然緊張しなかった。でも同志社の1日目は緊張した。
  • 関大の試験が始まるのは2月1日なので、共通テストから2週間もたっている。共通テストは利用する事はないのに受けさせられて嫌々受けに行ったので緊張なんてしなかったけど、関大志望なので、2月1日は緊張した。なので、共通テストを受けたのは時間とお金の無駄だった。

共通テスト受験が、逆にかなりマイナスになるケースも!

今まで、高校生にアンケートを取って来た中から、これまでに紹介した以外の高校生のコメントを3つ紹介しておきます。
①は、受験料を払ったけど、結局受けに行かなかったケース。お金が無駄になっています。
②は、インフルエンザやコロナをうつされる可能性が!
③は、共通テストで失敗して、自信を喪失して2週間過ごし、本命の私大の直前対策が思うようにできなかったケース。

①高校の先生に「みんなが受けるから」とか「そういうものだから」と言われて、何回も受けろと言われたので、もう面倒くさくなり受ける事にした。でも、試験の当日、やっぱり第一志望の関学の対策をしたくて結局は受けに行かず。高校の先生には無駄になった受験料を返して欲しいけど、受験料は泣き寝入り…。

ちょっと解説:私学が本命の人にとっては、共通テストの時期はちょうど社会を詰め込んで大学過去問を使って追い込みに入っている時期なので、その勉強ペースを乱されたくない!と思うものです。なので、結局、受験料を払っても受けに行かない人がわりといるのです。そうなれば、お金が無駄です!高校の先生がお金を出してくれてるならまだしも、お父さんお母さんが稼いだお金を無駄にすることはありません。

②共通テストを利用もしないのに、第一志望の関大の2週間前に共通テストを受けに行って、インフルエンザやコロナにかかってしまったら、どうするねん!!って思って、結局お金を払っていたけど共通テストは受験せず。あそこまで高校の先生に「受けろ」と言われなかったら受けていなかったので、無駄なことに神経とお金を使ってしまったと思う。

ちょっと解説:本気で神大や阪大を狙っている受験生がコロナやインフルエンザになったとします。模試ならたぶん家で療養するでしょう。でも、共通テストの本番なら試験を受けに来ると思いませんか?…とうことは、もしかしたら1年で一番あなたが感染しやすいタイミングが共通テストの日なのです!もし感染でもしたら、その2週間後が本命の私学の試験なので、もう直前の追い込んだ勉強はしんどすぎてできないでしょう。

③同志社志望で、共通テストは関係ないのに受けさせられた。対策もしていないので英語は問題形式に戸惑って、当日の点数は半分弱で落ち込んだ。その落ち込んだ気持ちで同志社の試験まで約2週間勉強するのが辛かった。同志社の英語は8割ぐらい取れて合格したので自信を取り戻したけど、本当に余分なことに時間とお金を使ったと思う。

ちょっと解説:彼は同志社を5回受けて、3回は英語で8割ぐらい取れて合格していますが、2回は半分前後の点数で不合格。でも共通テストは1回だけのチャンス。そこで点を取れずに、自信喪失でかなり落ちこんで本命の同志社の直前対策がしんどそうでした。でも、ここで諦めたら今までの頑張りが水の泡!共通テストを利用した受験はしないのに、共通テストを受けて、英語は失敗して落ち込んで、本命の同志社の直前対策でやる気がなくなる…なんて事になるなら、共通テストなんて受けなかったらよかった!となるのです。

なぜ高校の先生は、そこまで共通テストを受けさせたいのか?

高校の先生が「共通テストを受けろ!」というのは、先に紹介したいくつかの理由はタテマエで、もしかしたらホンネの理由は別にあるかもしれません。

例えば…
・学年主任や教頭先生から、全員受けさせろ!と命令されている。なので、担任の先生は自分の意志でなく単なる上司のメッセンジャーとなっているだけ。
・学校として、平均点や、受験者数を集計したいので、数多くの生徒に受けさせたい

本当の理由は、もしかしたらこんなところかもしれないです。
なぜなら、上記で書いた先生らが受けさせる時に言う理由で、あたかも高校生のためを思って「受けろ」というには、説得力が無さ過ぎるからです。
まさか、業者と癒着している…とまでは思いませんが。例えば、データを渡す代わりに模試代を安くしてもらって(差額をキックバックとかで)、それで裏金作り…。でも、ちょっと前でも「北海道警裏金事件」というのがあって、警察ですら裏金を作ってたり、自民党を中心とした政治家も裏金を作っていたので、何があっても不思議じゃありませんが…。

妄想はよくないですね…。

何人かの生徒に聞いた話ですが、普通に「なぜ?」と聞いたら、大した理由も言わずに怒り出す先生がいるらしいのです。
怒り出す…ということは、それだけで正当な理由が無い事を証明しているようなものです。その場合は、もう摩擦をさけるために言う事を聞いているふりをするしかなくなります。

それにしても、受験料を出してくれるわけでもないのに、なんで一部の高校では「必要ない!」と言ってるのに、そこまで「受けろ!」と圧力をかけるのか不思議です…。

私立文系志望者で、共通テストを受けてもいいかも…という高校生のタイプ

①要領がよくて頭がいいタイプ。また、私学の対策もはかどっていて余裕な人。

勉強慣れしていて要領がよくて頭がいい人は、同志社大学や関西学院大学などが本命でも、さらにもう1つぐらい対策ができるかもしれません。なので、受験で使わなくても、お金と受験能力に余裕があれば、受けてもいいかもしれません。それでも、当日、インフルエンザやコロナをうつされるリスクはあります。

②高校偏差値が70前後の高校に通う高校生

私学志望で、長田高校や神戸高校や兵庫高校など、賢い高校に通っていて、日ごろから共通テスト対策を学校でもしている人。そんな人は、個人で対策をする必要はないので、受けてもいいかもしれません。彼らの場合は共通テスト利用の方が受かりやすい場合もあります。

③そもそも共通テスト型の模試で結果を残して、得意な人

こうなれば、共通テスト利用の方が受かりやすいかもしれないので、積極的に活用するべきです。

大学なら下の方の大学でもどこでもいい高校生

大学はどこでもいいと考えている人は、受験大学が全部ダメだった後、3月にでもそこか下の方のFランク大学で共通テストでの募集があるかもしれません。まさに高校の先生の言う「可能性が広がる」、つまり可能性が下に下に広がるので共通テストを受けてもいいでしょう。

⑥受験料なんて全く気にならないお金持ちの人

とりあえず払っておいて、受けるかどうかは、後から考えてもOKです。
実際、毎年お金は払っているけど、当日は受けに行かずに家で関関同立の受験対策をしている高校生もわりといます。そんな泣き寝入り的な事が嫌だ!と思う人もいれば、高校の先生との摩擦をさけるために従順なふりをしてお金を出して、当日は受けに行かない…という判断をする人もいます。

結論を簡単に言うと…

特に藤井セミナーの生徒は、偏差値30や40からスタートして、なんとか必死で実力を上げて関関同立に受かろう!とする生徒が多いので、そういった高校生にとっては、あれもこれもと対策なんてできません。

そうなら、もう受験大学を絞って、その大学の過去問を徹底的にやりこんだ方が、その大学には受かりやすくなります。受験チャンスも関関同立はどこでも1大学で5~6回あるのですから。

私学文系での共通テスト利用の特徴
・募集定員が圧倒的に少ない
・難関国立大学受験者の滑り止めにはもってこい(つまりライバルが難関国立大受験者になる)
・共通テストのチャンスは1回だけど、私学文系の受験機会は数回ある
・一般入試と試験の形式形態が違い過ぎて、センター試験時代とは違って、共通テスト対策は私大の一般入試の対策には役立たない

共通テストの大きなリスク
・受験生にとったら、共通テストの現場は、1年で一番コロナやインフルエンザをうつされやすい現場になる可能性が高い
・1回で1回の結果を求められる共通テストで失敗したら、自信を喪失したメンタルであと2週間ちょっと私学の直前対策をしなくてはならず、精神的に非常につらい…下手したらこれが2月からの本番での失敗にもつなる

以上のことから、まだ勉強が遅れているけど、関関同立に行きたい高校生なら、共通テストは受ける必要はないと思います。

 

英語偏差値30から難関大学合格なら
藤井セミナー
三宮駅より徒歩3分
伊川谷駅ビル教室・(東京都)自由が丘教室・(宮崎県)宮崎江平教室
少人数の集団授業です
これが映像授業や個別指導より、最も成績がアップする方法

藤井セミナーに興味のある高校生や浪人生は
まずは勉強方法の説明会に参加してください!

藤井セミナーのホームページ

合格体験談

藤井セミナーが対象とする高校生
①今は勉強(特に英語)が苦手だけど、関関同立ぐらいに行きたい高校生
②英語をさらに得意にして、関関同立に確実に受かりたい高校生
③まだ自信がないから、とりあえず産近甲龍と考えている高校生
④理系、看護系、保育教育系で、英語を得意にして得点源にしたい高校生
⑤国公立狙いだけど、苦手な英語だけ利用したい高校

◇藤井セミナーに通う生徒の主な高校
《公立高校》葺合高校、御影高校、六甲アイランド高校、県立芦屋高校、神戸高校、東灘高校、鈴蘭台高校、甲北高校、夢野台高校、兵庫高校、神戸北高校、星陵高校、須磨東高校、市立西宮高校、西宮北高校、西宮南高校、西宮東高校、鳴尾高校、今津高校、県立西宮高校、甲山高校 など
《私立高校》親和女子高校、甲南女子高校、海星女子高校、松蔭女子高校、滝川高校、滝川第2高校、報徳高校、仁川学院、育英高校、武庫川女子高校、神戸学院大付属高校、神戸国際高校…など。

◇合格実績のある大学
《私立大学》慶応大学、早稲田大学、上智大学、同志社大学、関西学院大学、立命館大学、関西大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、学習院大学、法政大学、甲南大学、近畿大学、京都産業大学、龍谷大学、神戸女学院など。
《国公立大学》大阪大学、九州大学、北海道大学、神戸大学、筑波大学、兵庫県立大学、神戸市外大、千葉大学、熊本大学、大分大学、岡山大学、信州大学、山口大学、滋賀大学、高知大学

開講科目
《高校生と浪人生》英語(週2回×2時間)
《高3と浪人生》世界史、日本史、現代文、古典を選択制で受講。

詳しくは、資料をお渡ししながら説明をさせてもらいます

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