英語長文の音読復習で、現代文まで成績がアップするって、知ってますか??
というか、英語長文の音読復習で、現代文の勉強も、かなりカバーできるのです。
そうすれば、かなり効率的な勉強ができるのです。つまり一石二鳥なのです。

そういった意味も含めて、この長文の文章は味わい深くて、
むちゃむちゃ良い文章です。抽象的な文ということは、どの時代の事にも当てはまるのです。
それが、抽象化したという意味でもあります。

では、今週の黒長文で分析と解説をします。

①第一段落の1文目と2文目では、全く同じことを言っていて、文章がまだ動いていないのに気づきましたか?現代文でも、同じことに対して、違う言い方で2回、3回記述があることがよくあります。そういった事に気づけば、かなり本文の理解が進みます。また、設問にからむことも多いのです。

② make shift は、ほとんどみんな知りません。でも、1,2文目から感じるのは、「みんな知らんことを認めたくないので、知ったかぶりをするんや」ということです。かなりネガティブな感じ。「知ったかぶり」ということは、みんなにばれたくないのです。だから、設問の ask for help じゃばれてしまうので、簡単に×。make preparations は、とっさの場面ではそんな時間もないので、×だろうと判断。make up for は超有名熟語なので意味から判断して×。manage with effort は熟語じゃないけど manage to do が超有名熟語で「なんとか~する」。だから、とっさの判断で知ったかぶりするには、これが最適です。

③第一段落は、結局前半では「知らないって言う勇気がない」、後半では「未知の事は本能的に嫌ってる」を頭にインプットできたらOK。でも、まだ何を言いたいか、わからない…。最後まで読んでから気づくのは、第一段落は、第二段落で言いたいことへの「布石を打っている」のです。「布石を打つ」とか、現代文でも必要なので、意味を知っておいて下さい! 

④第二段落の最初は、第一段落の最後の確認から始まってるので、本番は Reformer からです。「改革者」と見て、0.1秒で次のようなイメージがバッと浮かびましたか?「改革者=前の世界をぶっ潰して、新しい世界を作るから、古い社会側からはうらまれ嫌われ、場合によっては殺されるかも」…、というイメージをさっと浮かんだなら、後は読みやすいはず。抽象的な文章は、自分の知っているいろいろな事を当てはめて読むように! だから、色々な事を知っている必要があるのです。それは、これからの長文の復習でちゃんと入試までには身につくものなので、頑張ってください!

⑤そして、難しいのが 22行目の When からの文章。直訳は黒字、それを自分の中で具体化した例が青字です。具体化は、この場合、他にも色々なパターンが存在しますが、織田信長でやってみます。

未来に起こったり起こる可能性がある唯一の物は、
信長が、未来は信仰やしきたりを自由にしたいと考えても

既にある結論なのだという時、
将軍や比叡山は、未来の事は全て過去の経験の中にあると考えるとき

それ自体を自明の公式に適応することを 
その新しいやり方を比叡山や将軍のやり方で行うことを

拒絶するあらゆる現象は、
拒否する織田信長的なやり方は

疑われ無視されるだろう。
将軍や比叡山からは疑われ無視されるだろう。

そして、もしそれが頑固な事実として、
そして、信長の世を変えていく活動を事実として

それ自体を強く押し続けるなら
その活動を押し進めたければ、

それは古い公式にフィットするまで、
そのやり方は古いしきたりにフィットするよう

いくらか操作されなくてはならない。(超意訳では、「妥協」、「骨抜きにされた」という感じです)
少しは将軍や比叡山を尊重しなければならない。

(でも、信長はそれをしなかったため、殺されました) 

⑥授業中に、「改革者って誰を思い出す?」って聞いたら、リンカーン、小泉元首相、ダーウィン、ガリレオ、などの名前が出てきました。その他には、「例えば、5年前に原発は安全って言った人に反対してた人」なんて言う生徒もいました。

こんな感じで、これから難しい抽象的な文章は、自分の知識の中から、具体的な事例を思い出して、自分で噛み砕いて理解をしていってください。

この長文は、今の段階では、かなり難しいかも知れませんが、成績を大きく早く伸ばすポイントは、今の自分のレベルより難しい長文をして、その差を復習で埋めることです!じゃ、復習頑張ってください!わからない事は、すぐ、各教室の先生に質問するように!!

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