今週の黒3は、短いけど評論文の基本的な構成です。まさに、現代文の実力アップにも役立つ構成で話がすすんでいます。では、さっそく分析。①は1文目のことです。

第1パラグラフ
① assumeがあるので、まだ断定はしていない。ほのめかしてて、テーマ設定、もしくは意見を言っているような感じです。
② 意見を言ったら、根拠を示さないと!そこで、「統計」が出てきます。じゃ、この後は証拠固めだ!と、これからのパターンを推測できます。
③④⑤は、まさに統計を出しています。

第2パラグラフ
⑥ 第1パラグラフの根拠から「差別」だと意見を断定。意見では 「unhappy one と思える」でとどめているけど、ここでは clearly やobvious を使って断定。
⑦ however など逆説の後は、作者の言いたいことが出やすいので要注意!
⑧さっき「差別」と断定できたのに、「差別」を気にしてないの?ここも appear でまだ意見の段階。
意見を言ったら、やっぱり根拠を示すので、最近のsurveyが出てきました。その結果は、「差別」なのに「満足」?これって、矛盾では??矛盾することは、結構評論文でも扱われます。その理由を分析してみんなに教えたいからです。

第3パラグラフ
⑩じゃ、この矛盾の理由は?
⑪この11番目の文章で、矛盾が生まれる原因を紹介しています。
⑫11の原因があるから、矛盾と思える統計結果が出るのだ!と、その結果の裏にある女性の気持ちを分析してます。

話の流れ、わかりましたか?
テーマ設定(意見)→ 根拠 → 意見を断定 → その事実と矛盾することを紹介(これが本当に言いたかったこと)→ その矛盾を分析し解明 …という流れです。

このパターンもよくあるパターンです。
復習の後で、こういった流れを頭に入れて、自分でパッとあらすじを言えるようにしておいてください。
そうすれば、現代文の力も、英語長文の勉強を利用して必ずアップしていきます。
そして、問5の内容一致問題で、間違ったら、必ず根拠を考えておくように。考えてもわからなかったら、すぐに各教室の先生に質問に行ってください。本当は、ここまでは長文をやった2日後ぐらいまでには終わらせてほしいのですが…。

こういった英語の勉強で、十分に、関関同立やGマーチの現代文は対応できるようになります。後は、世界史や日本史です!

じゃ来週も、頑張ってくださいね!

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