黒7 立教

長文を読むときに、パッと全体に目が行くと思います。その時、この長文はほぼ綺麗に4つのパラグラフに分かれているのがわかります。ならば、たぶん、段落ごとに話がまとまって、分かりやすい可能性大だな、と思って読んで行ってください。
 
第1パラグラフ
1 「戦争に勝っている」って、何なん??って思うかもしれないけど、
  これは「つかみ」です。先週もそうだったけど、1つの文章で分かりにくい場合、
  もう1回同じような事を言ってくれる場合があります。
2 「この国は、タバコを吸わない人が集まる所では、タバコを吸う事が禁止されている
  社会(の方向で、この道をずっと向こうの方まで行っちゃって)にほとんど到達している。」
  ってことは、タバコを吸わない人が、吸う人との戦争に勝ってんな!と、
  1つ目と2つ目の文は同じことを言っているとわかります。
3 3つ目の文でも、ほぼ同じことを言っている。
4 「10年までは、こんなこと考えられなかった…」と作者の感想です。
5 「でも、この勝利は完成してない」
6 「まだ吸っている人がいる」
7 「じゃ、吸ってる人は、守られる権利はあるの??」
 
第2パラグラフ
8 第1パラグラフの最後を受けて、「はい!」。
9 そりゃ、権利はあるよね。それを説明。
10 「吸わない人を危険にさらす権利はないからね!」って念のため。
11 長官さんの意見を紹介して、「吸う人の権利を守る」方法を提案。
  この文章、ちょっと難しいかもしれないので、下に同時通訳読みを紹介しておきます。
 
第3バラグラフ
12 「そこで問題が発生!」
13 「会社や商業施設は、隔離した喫煙場所を作れるでしょ??」
  タバコを吸うのは合法なので、すう人の権利を守る発言。
14 But が来た!逆説の次は、作者の言いたいことや、文章を書きたくなった動機が出やすい!
       これは現代文も同じ。
  「でも、多くの場所で、吸うのを辞めることを強いられている!」(作者的には行き過ぎと感じているよう)
15 行き過ぎと感じている事例2つ目。
16 行き過ぎと感じている事例3つ目。
        この文も、ちょっと難しいかもしれないので、下に同時通訳読みを紹介しておきます。

第4バラグラフ
17 「そこまでやったら、あかんでしょ。」
18 「会社は、単に健康をまもりたいだけって、自分らの行動を正当化している。」
19 「なら、なんでお酒をやめさすとかしないの?」
20 「喫煙のリスクは軽視されるべきと違う」
  この文は、次に来るBut以下で本心を言いたい前に、一応、譲歩の姿勢を見せているだけ。
21 「でも、喫煙を防止するって、限界がある!」 じゃ、どうするの?
22 「吸わない人が手本となるべき」 

最後は、具体的な事例や、何かすごい方法を期待してたら、ちょっと尻すぼみ感がある文章かも…。

 
12行目
In 1986 1986年に the surgeon General 医務長官は stated that以下を述べた that smoke in the area 空間の煙は threatens the health of nonsmokers, 非喫煙者の健康を脅かす , which そのため makes it necessary itを必要とするのだ to limit the right to smoke 喫煙の権利を限定することを to places 場所に where it does not endanger other people 他の人を危険にさらさない。
 
20行目
Some nonsmokers 何人かの喫煙者は seem to enjoy treating smokers 喫煙者を扱うのを楽しんでいるようだ with a self-righteous rudeness 独善的な無礼さで that even many people 多くの人でさえ who have given up the habit その習慣をやめた find offensive 不快だと思う
 
来年の受験の2月に、関関同立やGMARCHの英語の長文でこのぐらいのレベルが出たら「ラッキー!、簡単!!」と思ってほしいレベルです。あくまで、来年の2月で。今は、まだまだ単熟語を覚えて、速読練習をしていかないと読めないかもしれませんが、今頑張っておけば絶対に秋には英語の勉強量が減るので、頑張るのは今のうちですよ!!
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