今回の現代文は、中央大学の問題です。GMARCHの1つです。関西では、関関同立レベルの大学です。
前の産近甲龍や日東駒専レベルより、かなり「難しい!」と感じた人もいると思います。そういった現代文(現国)が苦手な人のために、「書いている事がわからなくても、なんとか点数を取る!」という観点から、いくつかアドバイスします。
問1 4行目の最後の「…からだ」を見つけてください。だから、2行目の1に関してはDとEの選択肢はすぐ消えます。次に6行目の2ですが、「あるいは」は or です。英語では等位接続詞です。だから「あるいは」のAが消えます。さらに、9行目の4が、「このように」なら、その前後は同じようなことを言うはずなので、Bは消える。結果、答えはC。
問3と問4は、まともに考えてわからない人は、キーワードを頼りにする。キーワードが大事!とはよく聞くと思う。なら、そんなに大事なキーワードなので、その付近に答えはあるかな??と疑う。
問3の設問では、傍線部の中の単語が他で見つけれるか?傍線部の「ことばの使い方」から、36行目の「ことばを使う」と見つけることができれば、超ラッキー。その下に答えはある。ま、こんなにうまく行くことも少ないので、もうちょっと現代文の考え方らしく違うルートを説明。
たぶん、内容がそこそこ取れている人は、「日本的特質」を21行目の下からの「意図する結果との間には非常なずれ」というのに気づくと思う。これは、具体例をまとめている個所。この「ずれ」が37行目にも出てくる。だから、その付近で探せば見つかる可能性が高い。
公式4 傍線部分のキーワードが、他で出てくる場所の近くに答えがあることもある!
問4も、設問内には「言語社会学を専門」とか、「日本人の言語観」とか、「法」とか…、これらはすぐに本文にもあった!と気づくと思う。その近所をまず疑って探してみる。たぶん、2行目の「言語による社会規制の体系」が答えだ!と思うと思う。でも、残念。字数が合わない…。じゃ、もうっちょっと探して6行目の後半に同じ内容の言葉をなんと見つけてください。これは10字ジャスト。
これは、英語長文でも現代文でもよくあるパターンです。
公式5 大事なことは何回もでる。でも、表現形態が多少変わっている場合は、それが設問にからむことが多い!(これを読みながら気づけば、逆に設問に問われても、答えやすい)
問5 51行目の「絶対にゆずれない局限された…」や、「能力と連動した規制」や、「コストと実効」から、答えはEとなる。
問6 まず、むちゃむちゃ極端に乱暴に簡潔に本文全体をまとめると、「守れない法は、なんとかしろ!」ということです。これを、もっと賢く要約したのが配られている解答の【要旨】です。それがわかっていたら、比較的簡単に間違いか、合っているか、分類できると思います。
じゃ、今週の現代文は、現代文が苦手な人からは「難しい!」と感じるかもしれませんが、逆に設問があるから、それに答えながら本文の内容が理解できる…ということもあります。
じゃ、この解説を読んで、頑張って内容の理解に努めてください。
たぶん、最近、車でスピード違反で捕まったお父さんなら、この文章を読んで、「ほんまや!」「もっともや!!」と思うような文章です。
難易度的には、関関同立やGMARCHや早慶上智では、標準的なレベルです。現代文が苦手な人は、まずは、設問に正答するより、このレベルの文章を復習した後に理解することを目標としてください。