今回の青山学院の現代文も、おそらくかなり高得点者続出だと思います。

現代文が得意な人は、高得点を目指して、ミスしたところは悔しがって反省してください。
現代文が不得意な人は、文章を理解して、設問を解く練習にはちょうどいい感じのレベルです。これぐらいが来年の2月には簡単に感じるように、よく復習してくださいね。
 
問3 まず傍線部分析。「降りる」の目的語は?「~を降りる」と考える。上の「地域共同体での社交」を(から)「降りる」と考えればよい。「共同体」では「社交」と表現したけど、「オタク」では「交流」と表現されている。だから、「いつでも交流をやめられる」と理解したら、答えはエ。これは、ここまで考えなくても、パッと答えがエ!ってわかる人もいるので、それはそれでOKです。
 
問4 ヒントは12行目と4行目にある「大きな物語」にからまないものを選ぶ。問2のからみからもイの「宗教的」は消える。さらに、11行目の「ポストモダンの人間」の特長として、5行目の「いつでも取り出すことができる」や、9行目の「いつでも降りることができる」から、ウの「即物的」が答え。
まず、「即物的」=「頭の中で考えるのではなく、実際の物に即して考えること、物質的なものを中心に考えるさま、利害関係を先にして考えるさま」と知っておかないとできない問題。語彙力の問題です。
 
問5 まず選択肢のアから読んで行くはず。アは、たぶん全然違うとわかるはず。次のイは、よくあるパターンで✖。「若者が…」ときたら、若者全員か??と思わないと!!「若者全員」じゃなく、ここは、これ以前で書かれている「オタク」な若者の傾向を言ってます。このパターンのひっかけは、英語長文でもよくあるのでちゃんと覚えておく。ウは、15行目と比べると、選択肢には「あらゆる社会」と、余分なものがくっついている。こんな余分なのがあれば、たいてい✖。エは問題外。オは、9行目から12行目を見て正答とわかる。
 
問6 14行目の「大衆消費社会と情報社会」があるのは、ウ。
 
問7 「反動的」とは、18行目の「時代に逆行する叫び」のこと。時代に逆行しているのだから、答えはオ。
 
問8 これは半分は簡単。選択肢のエの前半は、32行目に書かれている。じゃ、選択肢の後半は??これは、36行目から37行目の「みずからの表現手段として使いこなせる言語」を見つけれたら、安心してエが正答と答えられる。
 
問10 たぶん、28行目の「陶冶(とうや)」がわからないとできないので、ちょっと難しい。「育成すること、養成する事」という意味。27行目の「 」の中を解説しているのが28~30行目。だからCには、27行目の「逆に~」からを理解したら答えが出る。「知識の裏付けのない人格の陶冶」とは、「知識なくて人格を作って行っても…」ということ。答えはア。
 
問11 34~35行目の「漫画や映画…組み入れることが大事」と、37行目の「漫画やゲームをみなが思い通りに作成できるわけではない」の2つを結ぶのは??「だが」の逆説です。
 
問12 これは傍線部後半の「選ぶ」と「優劣について語る」から考えたら、選択肢の後半だけを見ても「判断の基準」が一番ふさわしいので、答えはエ。
 
問13 アは6行目に書いている。ウは34~40行目や46行目、エは41行目、オは19~20行目と25行目にそれぞれ書いている。答えのイは、29~30行目を見て、逆の事が書いてるので、これが答え。
 
現代文が不得意な人は、まず語彙力を鍛えて、それからじっくりと、このブログの解説を読みながら、もう一度設問と本文を照らし合わせて読んでみてください。じっくりと復習して、どこを見るか?というような書いている箇所を探す練習が大事です。
現代文も、英語長文と同様、復習の繰り返しで成績はアップしていくので、必ず、しっかりと解説を読みながら、現代文の問題と設問を見て行ってくださいね!
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