先週は一気に2つの長文をやってもらいました。

摂南大学の長文は、内容は簡単ですが、文の構造は非常に練習用に良いと思うので、必ず音読をしたおして、英文の構造を捉える練習をしてください。
 
【摂南大学の長文】

11行目のThere からの文章は、and はThere とThere の2つを結んでいると考えて、和訳の時には一旦early enough で終えて、それから改めて2個目 there に入っていくように。
 
16行目の同時通訳
 People 人々はwho start learning another language 別の言葉を学び始めた(人々は) after that age その年齢の後で find it hart 難しいとわかる to imitate the mouth positions of the foreign language 外国語の口の位置を真似することが and often そしてしばしば substitute 代用する the nearest sounds of their own language 自分の言語の最も近い音を for them それらに対して。
 
注意事項:和訳お時、いきなり「人々は」で始めたら✖ですよ!主語が長い時は、動詞の手前からさかのぼって主語を仕上げる事。and は find と substitute を結んでいる。
 
18行目の同時通訳
That is why こういうわけで an American アメリカ人は pronouncing a French word フランス語の単語を発音する that has a t tを持つ forgets or neglects 忘れるか怠る to make the little shift 少し動かすことを in the position of the tongue 下の位置においてthat would give him a real French 彼に本当のフランス語を与えるだろう , and pronounces the word そしてその単語を発音する with an English t 英語の t で instead 代わりに.
 
注意事項:why 以下の主語は an American 、動詞は forgets or neglects と pronounces の2か所。この動詞の2か所をand が結んでいる。
 
【神戸学院大学の長文】
 
問題的には、文章を読まなくても傍線部だけ読めば解けます。でも、内容的には深~い文章です。
世界史の人!、5行目の Marxについて語れますか?ヒントはドイツ人、資本論、共産党宣言です。彼の理論がもとで帝政ロシアからソ連になりました。今でもその体制を維持しようとしている主な国は中国、北朝鮮、ベトナム、キューバなどです。でも北朝鮮以外は、ほぼ市場経済になっています。

じゃ、本文中でなんでMarxが出てきたか、わかりますか?
「イギリスで革命が知られてないわけではない」とあります。そう、マルクスがいた!革命で今の体制を変えようとした本を出したマルクスが!!と思っても、彼はドイツ人ですよ!!つまり、やっぱりイギリスで「革命」と言っても、保守的なのです。その代表例が「進化論」です…という話です。

じゃ、最後の「持てるものを利用して、持ってなかったものを達成」…って、何だと思いますか??
例えば、イギリスは古代エジプトやメソポタミアみたいに肥沃な土地ではなく、農作物からの豊かな収穫は期待できない。しかも気候も悪い。でも!、羊がおった!!その毛を加工して、輸出したれ!と思ったわけです。そこで、産業革命や、海外で領土を奪い植民地にする政策がからんで、資本主義経済が完成していきます。だから、簡単に言えば、「カスカスの土地で羊しかおらんけど、産業革命や植民地経営などによって、毛織物の輸出で豊かな暮らしをゲットした」ということを言ってるのです。

今週は、関関同立やGMARCH、また早慶上智レベルの大学からの出題ではありませんが、長文の長さや設問次第では、十分これらの難関大学の問題になるような長文なので、速読練習はやっぱり頑張ってやっておくように。むしろ、速読練習にはかなり良い長文だと思います。

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