昨日から始まった関学、関大、立命館の一般入試。基本的にはどこの大学も出題のされかたはどこの日程も同じなのですが、関西学院大学だけは明日3日から異なります。今回のブログではそこに注目し、明日に向けて今から間に合う対策をご紹介します！
関西学院大学は1日2日を全学日程、3～7日を個別日程（5日は独自方式）と日程が分かれていて、全学日程は全問マーク式の問題構成、個別日程は一部記述問題が含まれます！
2022年度一般入学試験の問題から、部分英作の問題を見てみましょう！解答と平均点と配点（満点）は、関西学院大学入学センターが発行している2022年度一般入学試験問題集から引用しています。この入学センターが発行している一般入学試験問題集は出題者の視点、採点の視点を知る上でとても良いものなので、ぜひ見てみてください！（当塾では関西学院主催のセミナー時に毎年配布させていただいております。）
2022年度関西学院大学個別日程部分英作文問題
2月3日
50年前はインターネットがなかったので、電話番号を見つけるのに現在より時間がかかった。
Fifty years ago, without （ ）.
解答：Fifty years ago, without the Internet, it took more time to find a phone number than today.
解答語数：13語
平均点：8.2点（13点満点）
2月4日
トイレの標識は世界的にはほぼ共通だから、どの国に行っても迷うことはない。
Because signs indicating a restroom （ ）.
解答：Because signs indicating a restroom are pretty much the same all over the world, you are unlikely to get lost whatever country you’re in.
解答語数：20語
平均点：2.4点（14点満点）
2月5日
十分な研究費があれば、若い研究員たちは研究に専念することができる。
Young researchers （ ）.
解答：Young researchers can dedicate themseleves to academic research if they have enough research funds.
解答語数：12語
平均点：10.4点（16点）
2月6日
彫刻というものは、触ってさまざまな角度から眺めてこそ存分に鑑賞できる。一部の美術批評家によれば、大半の美術館は、人々に彫刻を触らせない点で大きな過ちを犯している。
Sculpture is best appreciated when it can be touched and viewed from several angles. According to some arts critics, （ ）.
解答：Sculpture is best appreciated when it can be touched and viewed from several angles. According to some arts critics, most museums make a great mistake in not letting people touch sculpture.
解答語数：12語
平均点：6.8点（12点満点）
2月7日
この困難な時を乗り越えるために、日常生活の中で何か楽しく、有意義なことを発見しようとすることが重要である。
In order to overcome this difficult time, it is important to （ ）.
解答：In order to overcome this difficult time, it is important to try to find something fun and significant in our daily life.
解答語数：11語
平均点：8.4点（15点満点）
2月4日の激ムズ問題は無視しましょう。答えないといけない量も多いし、内容も関学受験者層のレベルを少し越えています。（ただ、出題者の人が言わんとしたいことはめっちゃわかる…。）それ以外の問題を見てみると、ある程度の傾向は掴めると思います。ポイントは2点。
関西学院大学の部分英作のポイント
①使う語数が11〜13語である。
②基本構文や熟語が求められる。
①使う語数が11〜13語である。
英作文として解答しなければいけないのはほぼ1文です。なので、英作文としての難易度がそこまで高いわけではありません。部分英作文なので、ヒントが多い出題形式になります。空所の前にある英文ならびに単語をきちんと確認をし、和文が何を指しているのかがわかれば、必ず解答にたどり着けるでしょう。どの日程も空所の前にある英文がとても大きなヒントになっています。
②基本構文や熟語が求められる。
解答を見ていただければわかりますが、めちゃくちゃ難しい熟語と構文が用いられている訳ではありません。基本の構文と熟語、そこに基礎単語ができていれば点数が取れるようになっています。
明日までに、明日からもやるべきこと
このポイント2点を踏まえると、明日以降に向けてやるべきことは明確です。基本構文の確認をすることと熟語のおさらいです。
基本構文を確認するためにすること。まずは普段使っている構文の教材を確認しましょう。藤井セミナーでいうと、ピンクNOWですね！
熟語のおさらいのためにすること。普段使っている熟語の教材で熟語の確認をしましょう。藤井セミナーでいうと熟語の本＆カードです。特に前置詞や代名詞を含めている熟語は使われ方を少し頭で考えてみると良いかも！受動態だとこうなるかな？とか考えましょう！代名詞でも再帰代名詞を用いるものや所有代名詞を用いるものは要チェックです！
最後に…
試験本番は緊張のあまり部分英作文の問題では、フリーズしてしまうことがあると思います。そんな時は、問題文の中からヒントを探しましょう！問題文の和文を見て、何が言いたいのかなと考えてみるのもオススメです！ただ、昨年の2月4日の問題のように難しすぎるものもあるので、そういったものは書ける箇所だけ書いて、次に進みましょう！
最後の最後まで諦めずに問題文に食らいつきましょう！
