受験では必要なのは〇〇マインド?!~その2~

5月11日投稿した「受験では必要なのは〇〇マインド?!」の続編です!

「心技体」はスポーツでも大切にされる考え方ですが、受験勉強においてもこの3つが「三位一体」として揃った時に結果に結びついてきます!

「行動編(技)」「心構え・心のあり方(心)」「健康編(体)」の3本立てでお送りします!それでは、今回は、「心構え・心のあり方(心)」をお楽しみに下さい😊

 

「行動編(技)」はこちらから!

①素直さ

優秀なビジネスマンや多種業経営者、そして一流のアスリートやモテる人、そしていい大学に共通しているのが素直さ。先ずはやってみる!合うか合わないかは10回くらい試して自分の合う方に変容させていきます。

出来ない人ほど、聞いた直後はためになったとか、話はうんうんと聞いているが、実行しているのは20%くらい、そして、その20%のうちの80%がトライアルエラーを繰り返さずにたった1回~5回で自分には合わないと決めて辞めてしまうそうです

天才バッティングコーチ高畠さんも著書で言っておられた大切なことは以下です。
(1)素直であること
(2)好奇心旺盛であること
(3)忍耐力があり、あきらめないこと
(4)準備を怠らないこと
(5)几帳面であること
(6)気配りができること
(7)夢を持ち、目標を高く設定することができること

以上、7つです。

中でも、素直であることが、最も重要であるようです。これもビジネスや恋愛や勉強全てに当てはまる要素ですよね。

②受容と変容

日本人は元来「型」をマスターすることで「受容」しその型をベースに「変容」することが得意な民族です。日本が文明も文字も資源も何もオリジナルのモノが無いこの国で、他国とも比べてもここまで発展出来たのは日本人が受容と変容のプロの集団だからなんです。

日本人は古代から絶え間なくいろいろなものを外部から取り入れて、日本的なものに変え、「自家薬籠中の物」としてきました。有史以来絶えることのない日本化を行なってきたわけです。つまり、持続性と変容性の両立というかなり難しいことを長きにわたり行なってきたのです。

たとえば、漢字の受容や仏教の受容や律令制の受容、クリスマスの受容・・・などなど・・・。だから先ずは良いと思ったら試してみる。それで自分の型に合うまで何度も繰り返す事です、「変容」し、それが「オリジナリティ」=「強み」になってきたわけです。

勉強でも同じです。
「型」を最低10回やり続ける=受容することで、その人なりの「オリジナリティ=他者との差別化=変容が起こる」と勉強の好循環が起こります。
「塾で勧められた単熟語暗記方法を最低10回はやる=やり方を受容する」→量をやる→質が上がる→結果が出る→「オリジナリティ=他者との差別化=変容が起こる」というのが理想的な受験勉強のサイクルです。

③アファメーション

ガソリン系の会社出光さんとかパナソニックの創業者の松下幸之助さんやアップルのスティーブジョブズさんなどビジネスの成功者だけでなく1流のアスリート達はみな朝に禅や瞑想をしているそうです。
成功者がよく瞑想して頭の中でやっていることがアファメーションです。どんな感じでやっているのかといえば、リラックスのゆるゆるモードの時に、自分に言い聞かせましょう。
「私は優勝投手になった」
「自分の会社が上場企業になった」
「レースクイーンのお姉さんと結婚して幸せたっぷりの生活をおくっている」
などなど。あ、最後は僕の願望が出てしまった・・・

ポイントは、「〜が欲しい!」「〜になりたい!」って言わない事。
さも、自分がその状態になっているかのように、「完了形」で言うのがポイントです。

なぜならば、完了形でいう事によって認知的不協和が起こるんです。例えば「今日も1日元気でハッピーだった」とアファメーションしたのに、ネガティブな発言をしてしまったら脳みそが「!!!?、こんなので良いの?今日も1日ハッピーなんちゃうん?」と反応するようです。

「完了形」でいう時に「実際それが起こった時の感情を味わい尽くすこと」も実現効果を高めると言われています。

またネガティブなイメージをポジティブに変えるリフレーミングと合わせるとより効果が出ると思います。リフレーミングの詳細は以下をご覧ください!

④リフレーミング

結果に対して自分がどう解釈するかというのが指導においてもっとも重要なことの1つです。指導者や親がドリームキラーになってしまっているケースは多々感じることがあります。
指導者や親が結果に対してため息交じりに「もう厳しいね」の一言で立ち直れなくなる生徒も多いでしょう。可能性が1%でも残っている限りは可能性の火を大きくさせるのが指導者や親の役割だと考えていますが・・・

しかし、そんなドリームキラーに対抗する必要なテクニックはリフレーミングです。リフレーミングとは就活でも恋愛でも必要なテクニックです。

松下幸之助さんやライト兄弟のような成功者の人たちの考え方や帝王学の本を読んで分かったことがあります。

人間の意識の話をすると、人間には無意識にやっている行動である潜在意識自分で理性的に考えて行動することができる顕在意識と呼ばれる意識の2種類の意識を持っています。

例えば、顕在意識は「今から世界史の勉強しよう」とか「私は今ご飯を食べている」という自覚があるものです。

それに対して、明日こそちゃんと勉強しようと顕在意識では決意してみても結局、学校に行ったら寝てしまったり、日本史じゃなくて英語の文法書ばかりやっていた…なんていう経験ありませんか?それは、潜在意識では「自分はどうせ」とか「日本史は後回し」などと感じているからなんです。

実は、顕在意識は全体の10%しかないそうです。つまり、人間が意識的に行動しているのは1割だけでほとんどは無意識なのです。

その10%を最大限に活用している人はどんなマインドでやっているのでしょうか?

事実→解釈→感情→行動→事実・・・

のサイクルの中で解釈だけが顕在意識だそうです。

英語の表現を使うとわかりやすいと思いますが、
彼が驚いた。He was surprised.
彼はワクワクした。He was excited.

という表現をみれば分かると思いますが人の感情は何かによってその感情へと至ったという考えなので、**人の感情は基本的に受け身**なのです。

だから、この解釈のとらえ方一つで人生が大きく変わるそうです。

成功者はみんな事実に対して肯定的な解釈を取るということです。

模試の結果が返ってきた時にみなさんはどんな反応をするでしょうか?点数をみてダメだったとか、E判定だから無理だとかいってませんか?

その後、どうせもう無理だから寝よう。とか、今日はもう疲れたから明日から頑張ろうとか…これって無意識なんでここまでいってしまうともう止められないんです。

成功者や合格する人達は、肯定します。「点数が悪くても時間内に終わった」とか「熟語問題ができた」とかとにかく肯定できるものだけ拾っていきます。

たとえ、事実に対して、肯定的にとらえるものがなかった場合であっても、今回は「しゃーない!次」と考えるマインドでやっています。

事実に対して、とにかく**肯定的に捉える努力をする**。
ないときは「しゃーない」マインドでリセットする。別の言い方をすると解釈は意識的にやっていて行動は無意識なので、自分が失敗した時は他人のせいにするのではなく、原因は己の解釈にあるということを知っておきましょう。

とにかく、解釈が大事!マイナスな感情にならないようにしましょう。

⑤「否定は要注意」

また心の成長段階とは別に、「何でも否定する」傾向が強い場合は要注意です。「この参考書が合わない、このやり方が合わない」など「否定する」ことが多いので、一見自分の意見をしっかりと持っていて独立性が強い様に見えますが、「嫉妬深いという特徴であり、幼児性が強い」という傾向があるようです。

その傾向があると現状や自分のやり方に対するこだわりが強くなり受験においてはマイナスです。

できないやつ、2軍の奴ほど変なこだわりが強い「小さいこだわりが無限の可能性を永遠に殺す。一流選手にはこだわりがある、確かにそうだが、一軍でレギュラーになれない選手ほど、「俺にはこういうやり方があるんだ」「俺の理論ではこうなんだ」と執着的にこだわりを主張してコーチや監督のアドバイスに耳を傾けない。

と元千葉ロッテの里崎智也も著書で書いています。

この傾向を改めるために効果的なのは「考えや行動を可視化つまり具体化」することです。目標までのプロセスをできる限り具体的に書き出し可視化し、試行錯誤して「他者評価」を受け、そのプロセスを修正し改良していくことにより俯瞰的な視点を持つことができるようになり、それに伴い心の段階は「幼少期」から「思春期」に移行してきます。

人間的な成長で考えても幼少期→思春期→青春期とありますが、心理学的には承認欲求段階→成長段階→責任段階という過程があります。

受験においても同じです。

成長段階では人と競って自分を高めていく段階です。成績が伸びてきて、ある程度結果が出てくると受験代、塾代を払ってくれた親に対して落ちて迷惑がかからないようにという思いが強くなると責任段階へと入っていきます。

⑥陰徳

帝王学でも証明されている陰徳ですね。まず、陰徳の前にこの言葉から!

才は才なり。人となりを顧みるに、人の上に在らしめんや。
【意味】
彼は確かに才能がある。けれども人格をみると人の上には置けない。

【解説】
「宋名臣言行録」の言葉です。おいしい食べ物であっても、健康を害するようなものでは困ります。人間も同じで才能が豊かであっても、品性が欠落し反組織的な考えの強い人物では、要職の登用はできません。人間は見栄から人前では外面品性を取り繕おうとしますが、付け焼刃の行動品性は直ぐに化けの皮が剥がれ、反って前後の落差からより大きな品性下落の印象を与えてしまいます。本物の品性は、意識せずとも自身から滲み出るものです。「人は陰徳を修すべし」とか「内面品性その人品を現す」などといわれるように、隠れた善行や内に秘めた心の健全性から滲み出てくるのです。

そう、つまり陰徳とは隠れた善行のことを言います。

例えば、うちの塾の例では実力ではちょっと足りなかった2浪生の宮本君や三沢君が塾のトイレや自習室を朝誰も見ていない所で掃除したりして陰徳をつんで早稲田に受かったという例もあります。
「一日一善」という言葉もありますが、まさに受験勉強など鍛錬が必要な自分にとって大変な時ほど「人の為に何かをできること・思いやれること」それが「品性」となり、受験勉強を通して「精神的にも成長」し、「合格という結果」に繋がっていると思うので是非「陰徳」「一日一善」と心がけていきましょう!

「良い行い」をすると何よりそれが自分自身にとっての「自信」になり、その結果ふるまいや人への接し方が「堂々と」する様になることで、周りの人からの「評価も上がる」という循環になり、そして、顔つきまでも良くなり、そのことが巡り巡って「運をも引き寄せる」ということになるだと思います。よく面接などで、「人は見た目が9割」と言いますが、「良い行い」とすることにより「自己肯定感」が高まる事により、人と比較することも少なくなる結果、落ち着いた対応ができることとなり、それがしいては人から「信頼のおける人だな」という印象を得る事になるとも言えます。是非、できることからで大丈夫なので、「陰徳」を実践して、魅力的な自分になっていきましょう!!

最後に

以上、「心構え・心のあり方(心)」をお送りしました!みなさん、いかがだったでしょうか??

①素直さ
②受容と変容
③アファメーション
④リフレーミング
⑤「否定は要注意」
⑥陰徳

の6つを意識していきましょう~~!!!それでは、次回もお楽しみにしてください!

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