今回は、近畿大学です。マグロとスポーツで有名な関西のマンモス大学です。産近甲龍という言葉があります。京産、近大、甲南、龍谷のことです。東京での日東駒専に相当します。

では、とりあえず、読んで行き傍線のところで問題を解いていきます。

傍線②の問二は、「闊達」の意味を知っているかどうかだけの問題。藤井セミナーの「現代文重要語」にもしっかりと「ものごとにこだわらないさま  open-minded 」とあります。単に暗記の問題です。藤井セミナーの現代文重要語のすごいところは、日本語の意味を調べても、ちらっと英単語が見える点がすごいのです!これで、英単語の暗記もはかどります。
 
傍線③では、長いのでまず傍線部分析です。「ところが」と「~ではなく」に注目です。これは、他の文でもこの言葉には注目してください。この2つから、「びっくりしていて、さらにプラスアルファがあったのだな」と感じるはず。でも、選択肢を見ると、そんなに深く考えなくてもできる!と思ってください。まず、この傍線部から、プラスイメージを持ちますか?マイナスイメージを持ちますか?「びっくりしている」のは喜びの方向でのビックリなので、プラスイメージです。選択肢の最後をプラスイメージとマイナス0めーじに分類してください。1の「驚いている」はプラマイゼロです。2はプラス、3と4はマイナスイメージです。これだけでも2と自信を持って解答できます。3の「怪訝」も「不思議で合点のゆかないさま」、つまり疑っているねんな…と分かっておかないとだめな言葉です。

 公式1 プラスイメージかマイナスイメージかだけでも選択できる

傍線④は、ちょっと他では出ないぐらい簡単な問題と思います。

この段落の冒頭で書いている事をなぜ思ったかは、この段落内のハガキの言葉の中にしかないはず。それだけでも、4が答えです。また1の損得の明快なや、3の貸し借りが嫌いでとか、全く本文には出てこないので余裕で楽勝で4が答えです。 

 公式2 本文で出てこない、もしくは触れられていない話題は放っておく

問5は、作者が嬉しかったことです。司馬さんも作家です。そして宗教の話もでてきません。だから楽勝。

問6は、司馬さんは「人間通」で、もらった手紙を作者は喜んでいます。これも楽勝。
 
問7 1は「遺族とは何の面識もない」とか、本文で書いてない以前に触れられていない。さらに本文の私なりのささやかな」は、「図々しい」とは結び付かない。なのですぐに✖。
  2は、どこもケチをつける箇所はありません。〇です。
  3は、本文から「深い哀しみを抑えられない」箇所はどこにもないので✖。
  4は、「いつも…だったから」なんて全くナンセンスで✖。
 
問8 これも問7同様に書いてない事は削れば、すぐに4が解答です。

問9 問7と問8よりは、ちょっとだけ難しくなったけど、やっぱり書いてないものや触れていない話題は消す。さらに傍線⑦のほぼ正確な言いかえが3になってるので、これも自信を持って3が解答。

 
問10 ようやく、やや現代文っぽい頭を使うような問題です。傍線部は、常に傍線部分析から始めてください。ここでは「メッセージ」がポイント。つまり、作者が何を「受け取ったか?」です。そこから引っかかるものが、23行目の「大阪人だったのだという感想がいきなり浮かんだ」や、「最良の大阪人というものとして見えてきた」です。つまり、「大阪人」、「いきなり浮かんだ」「見えてきた」です。その大阪人は、「司馬さん」を通して見ているのです。だから、答えは1です。

今日の問題は、かなり基本の基本です。もし、半分ぐらい間違ったなら、しっかりとやり方を覚えてくださいね!

藤井セミナーからの関関同立やGMARCHへの合格者のほとんどは、最初は産近甲龍や日東駒専狙いだった人がほとんです。だから、ここから頑張って実力アップをして、難関大学に合格していきましょう!

おすすめの記事