現代文と暗記科目の共通点の模索
これは、2.3年前に行った実験の事です。
現代文の読む速さと要約力は国語の現代文の偏差値にかなり比例しています。
ここまでは、大体想像通りだと思います。
1000文字の日本語の文章を偏差値65以上の人は1分以内に読めます。
逆に、偏差値40前後の人が同じ文章を読むと3分以上かかったりします。
明らかに読むスピードが違うのです。
さらに、同じ文章を直後に何も見ないで3分で要約させると偏差値65以上の人は150字前後で要約するのに
対して、偏差値40前後の人は単語単語を抜き出したり、ある部分はほぼ、まるまる引用しているのです。
国語力を鍛える方法はとにかく速読の練習と何が書いてあるのかを大体自分の言葉で言い換える事。なのです。
これは、社会人になって営業でも、営業ペーパーを棒読みしているだけでは、機械人間みたいでちょっと・・・となりますよね?
なので営業ペーパーの中身を覚えて自分なりに面白い冗談を入れてみたりアレンジをするのです。それが社会人力です。
なので、気づいたかもしれませんが、英語でも現国でもそういった事が求められているのはその力をつけていって欲しいという大学側の狙いでもあるわけなのです。
当然、一般入試で早慶上智GMARCH以上に合格した人たちはその能力があるという資格みたいなのが与えられるので、就職活動で有利という訳なのです。
学歴フィルターの記事   
世の中のカラクリわかったかな?
GMARCH以上で行きたいところを一つまず作ってね!
さて、前置きは長くなりましたが・・・って本題じゃなかったの?
そうです、今回はその国語力と世界史日本史などの暗記科目との関係性を科学化してみようという事です。
30分でノート1ページを覚える実験を10名でしました。
30分後にどれだけ覚えているかを口頭で確認したので、漢字などの記述は今回正答かどうかは気にしていません。
では、その実験ですが、実験開始後大体3グループに分かれていいる事が分かりました。
①30分間赤シートを使って大事なところは隠しながら暗記。
②とにかく、書きまくる。
③4~5回音読して、本を閉じたりしながら何かぶつぶつ言っている。

その結果、上記のグループを暗記出来た順に並び替えると
③>>>>>②≧①
③が社会が出来た子です。
②①が全然社会が覚えれない子の特徴でした。
やっぱり音読なの?
はい、そうなんですね。
①の赤シートをやっている子は単語の意識しかないのでその単語は言われたら分かるのですが。流れを問う問題や違う聞き方をすれば全然答えらなかったのです。
②の書きまくっていた子も手が痛くなっただけで違う聞き方をされたら全然でした。
③の人達は質問に答えられただけでなく、歴史の流れも“自分たちの言葉”で言い換えて話せていました。
実際に、数か月後の模試でも①②の子らはほとんど偏差値が同じかまたは、範囲が広がるので下がっていきました。
③をやっていた人だけ半年後に急にケチャップのようにドバっと偏差値が上がったのです。(英語も世界史も毎回5ずつ偏差値を上げる方が難しいのです。実際私も40→40→40→68→72でした。)
なので、世界史日本史で現代文の力もついて来るのでは?
という事になりますね。
なので、世界史の流れの発表会など要約する練習を試させた所、現国の偏差値が15UPした人も出てきたのです。
複合的にだと思いますが。社会や英語をそれなりに音読を頑張って言い換える練習をすれば、現国力は60までは上がるというのが確信できました。
現国力が無い上に社会や英語も出来ない人へ!現役生で3教科の点数配分と得点調整を考えてもまず、社会と英語を頑張れ!そうすれば現国力もついてきます!
色々悩む時期だとは思いますが。今やっている自分の勉強方法が効率的にやれているか非効率的になっているかは、おそらく現役生は初めての大学受験という事もあって分からないでしょう。
なので、客観的にわたくしたちが、判断してアドバイスを送りますので、気軽に相談してください。
以上、最近はすっかり科学者ぽい記事ばかり出している室長より
P.S.(追伸)
そう言えば科学者(scientist)と化学者(chemist)の区別がついていない人がたまに添削でいるので、こちらが分かっていない人は現国力の前に語彙力をつけるんだよ!!!!
藤井セミナー自由が丘教室

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