本日は第二弾
しかも、時事ネタです。世界史の流れがざっくり分かっていれば今回のイギリスのEU脱退もよく分かったと思います。
世界史は細かい内容よりも先ず最初の一周目はざっくりした流れが理解できれば大丈夫です。
ショートコント
イギリス、EUやめるってよ
仏「マジか~あいつありえねえな」
独「ある意味すげー根性だね」
蘭「そう言えばなんで抜けることになったんだっけ?」
仏「中東からの移民が入ってくるのが嫌だって言うてたんだよ。」
独「そうそう、でもさ、ここ最近の中東の治安をめちゃくちゃにしたのってイギリスだよね!」
蘭「そうだよ!ほとんどイギリスとアメリカさ!」
仏「うん、確かに、シリアは元々僕らの委任統治領だから責任は感じてるけど・・・」
蘭「でも、そもそもイスラエル建国やシリアとかイラクとかレバノンが委任統治領になったのは全部イギリスが第一次世界大戦中に三枚舌外交をしたせいだよね?」
独「確かに・・・でもそこまで遡られるとなんか申し訳ないっす・・・でもホントにイギリスってめちゃくちゃ自分勝手よね」
仏「もう自分から出たいって言ったし、今度こそ一人で痛い目に合えばいいんだよ」
蘭仏独「数百年の恨み溜まってるしな~」
以上
じゃ、最後に問題
イギリスの三枚舌外交とは何か?
それぞれ協定や宣言を書いて簡潔に特徴を答えなさい。
①フセイン・マクマホン協定 アラブ人指導者フセインにイギリスに戦争に協力したらオスマン帝国からの独立を認めるという内容
②サイクス・ピコ協定 英仏露によるオスマン帝国の分割 ロシアの革命によりこの協定が暴露されフセインが激怒
③バルフォア宣言 お金持ちのユダヤ人に支援してもうらため、戦後にパレスチナでの独立を約束→アラブ人激怒
現代史はGMARCHでは記述で要点をまとめる問題もあるのでしっかりと流れを説明できるようにしておきましょう。
その後、フセインはアラビアを独立させてヒジャーズ王国を建国するんだけど、あんまりアラブでの人気がなくてイギリスに見切られてしまう。そしてイギリスによって支援されたイブン=サウードの攻撃を受けて滅んでしまう。そのイブン=サウードは王として即位し今でも存在すサウジアラビア王国を建国するのです。
ちょうど100年前の話です。
その時世界は動いた!!