「目覚める」をあなたは英語でどの様に訳しますか?
本日は少し英語の実践的な勉強編です。
目次
「目覚める」という単語
よく受験勉強などに「目覚める」という言葉を耳にすることがあるかと思いますが、この「目覚める」を英語に訳すとするとどのような単語が相応しいでしょうか?
皆さんがぱっと思い浮かぶのは「awake」または「awakening」という単語ではないかと思います。実は私もそう思っていて、海外の友人とのやり取りでこの表現を使ってみたところ、相手の反応は「君は誰かを朝起こすの?」という質問をされて戸惑った経験があります。
そこでawakeの意味を辞書で調べてみたところ、以下の様な意味がありました。
他動詞:①人を起こす②目覚めさせる 自動詞:目が覚める 形容詞:目が覚めて
ここでいう「目が覚める」というのは「開眼する」ということではなく、「物理的に目が覚める」という意味を指しています。
では、実際に「勉強に目覚める」という場合はどの様な表現が適切なのでしょうか?
「勉強に目覚める」は英語で??
「勉強に目覚める」場合は、expertiseという単語が適切な様です。expertiseの意味を英英辞典で引いてみたところ、special skills or knowledge in a particular subject, that you learn by experience or trainingとあります。
下線部分に「経験とトレーニングによって習得するもの」とある様に、まさに受験とは「過去問を解いたりする経験と、それを受けて質量ともにあるトレーニングを積むこと」が重要です。
「勉強に目覚める」ということは、まさに「志望校合格に向けて、正しい努力で、単熟語、文法を仕上げ、夏期講習で量と早さを身につけ、秋からは志望校の過去問を解くなどの経験を積み、実戦に近いトレーニングを積むこと」によって「心も強く育ち勉強に目覚める」ということなので、それこそまさに、「expertise」という表現が的確です。
別の日本語でいうならば「覚醒する」というのも「expertise」です。
また近い表現としては、「能力」を表す「talent/ability」はhis ability as a leader=リーダーとしての素質のように、どちらかと言えば先天的に備わってる「資質」のようなものを表し、また同じように「能力」を表すproficiencyは「伝統工芸品の匠」のように、技術を受け継ぐというイメージがあります。
このように、日本語では同じ「目覚める」や「能力」を表す言葉であってもその微妙なニュアンスで英語の表現では様々な使い分けをします。
早慶レベルの入試では、この微妙なニュアンスの違う語彙が選択肢に入っていたり、また同じ単語で異なる品詞で意味の異なるものも出題されるので、英単語を覚える際に、細かな意味の違いや品詞の違いにより意味の違いを意識することにより、同時に「国語力」も高めていくことができるので一石二鳥です。
皆さんも受験勉強を通じて「expertise!!」を目指して、心も豊かにそして学力も伸ばしていきましょう!!
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