藤井セミナー自由が丘教室は、英語が苦手な生徒が、英語を得意にして難関大学に合格していく塾です。なので英語が得意な生徒なら、なおさら効率よく実力がアップしていきます。
英語ができない理系の生徒にもお勧めの勉強方法を実践しています。
その勉強方法でカギとなるのは2つです。
・予習は無い! ➡ 音読復習だけで大学受験の英語力はアップ!
・映像授業に頼らない! ➡ 映像授業には弱点がいっぱい!
藤井セミナー
目次
1 私学文系で難関大学に合格する方法
①日程を逆算
一番大事なのは準備期間です。毎年生徒を見ていて思うのは、特に私学文系のケースなら、日東駒専に受かる生徒なら、あと何か月か早く大学受験勉強を開始していたら、明治大学や青山学院や学習院のようなGMARCHに受かるのに…と思います。
また高校3年生の4月から受験勉強を始めて日東駒専に受かる生徒なら、高校2年生の早い段階から始めていたら、慶応や早稲田に現役合格できる可能性はかなり高かったのに…と思います。
大学入試は、ちゃんと準備期間を作り、正しい方法でやれば、ハードに部活をしていてもGMARCHまでなら絶対と言っていいほど合格できます。それに心技体が多少プラスされたら慶応や早稲田に現役合格できる可能性がかなり高まります。
勉強ができない高校、もしくは今の英語の偏差値が30や40の高校生のみなさん、『頭がいい奴が、明治や青山などのGMARCHや慶応・早稲田に受かるんだ…』と思っているかもしれませんが、それは違います!
例えば、明治大学なんて2万5000人前後の受験生が毎年合格するのです。実数はもっと少なくなりますが、それでも1万人近くは合格すると思います。1万人もいれば、いろいろな合格パターンが存在します。中には確かに「頭のいい」受験生もいますが、そうでなくても準備期間をしっかり取って戦略的に合格していく受験生もいるのです。ただ、それを教えてもらう所がないので、多くの勉強が苦手な高校生はチャレンジせずに日東駒専や大東亜帝国になってしまいます。だから、決して『あいつら、頭がいいから受かったんだ…』と思わないように!いろいろな受かり方があるので、『戦略的に難関大学に合格する方法がある!』ということ知っておいてください。
②配点の違い知り勉強プランを決める
大学受験の配点は、その大学や学部によって違います。
いくつかの大学の一般入試の英語・国語・社会の配点を紹介します。
⑴慶応大学・商学部(B方式) 英語200点、社会100点、小論文100点
⑵早稲田大学・商学部(地歴公民型)英語80点、社会60点、国語60点
⑶明治大学・商学部(学部別)英語150点、社会100、国語100
⑷青山学院・経済学部(A方式)英語150点、社会100点
このように、各大学ごとに、また同じ大学内でも各学部ごとに配点が違います。
さらに同じ学部でも、場合によっては3パターン前後の受け方が存在します。
例えば、3科目型や数学を入れた4科目型、また共通テスト併用型など、大学によって、また学部によって大きく変わります。例えば青山学院の共通テストを利用する受け方は以下のようになります。
⑸青山学院・経営学部(A方式)共通テスト(英語50点、社会100点、国語100点)、独自の英語150点
ここで紹介した受け方は、同じ学部の中でも募集人数が多い学部を紹介しました。
このように、各大学や学部で配点が違うのを知って全体的な勉強プランを考えましょう。この勉強プランは、『④勉強プランの全体像』で話します。
③同じ学部でも募集人数が違う
『④勉強プランの全体像』の前に、同じ学部でも試験によって募集人数が違うことも知っておきましょう。
②で紹介した5つの学部で見ても、同じ一般入試でも受け方によって募集人数が全然違います。
※「英200」の200は満点の点数です。「社」は他に数学などの選択肢がある場合もあります。詳しくは各大学のパンフレットを見てください。
⑴慶応大学商学部
・A方式➡ 480名:英200、社100、数100
・B方式➡ 120名:英200、社100、論文100
⑵早稲田大学商学部
・地歴公民型➡ 355名:英80点、社60、国60
・数学型 150名:英60点、数60、国60
・英語4技能試験利用➡ 30名:英80点、社60、国60、4技能テスト5
⑶明治大学商学部
・学部別入試➡ 485名:英150、社100、国100
・英語4技能試験利用➡ 15名:英300、社150、国100
・全学部統一➡ 80名:英300、社150、国100
・共通テスト利用4科目➡ 50名:英200、社200、国200、数200
・共通テスト利用5科目➡ 45名:英200、国200、数200、社理200
・共通テスト利用6科目➡ 30名:英200、国200、数100、数100、理100、社100
⑷青山学院大学経済学部経済学科
・個別学部A方式➡ 180名:英150、社100
・個別学部B方式➡ 100名:英150、数100
・全学部日程➡ 30名:英200、社150、国100
・共通テスト利用➡ 10名:英200、社100、国100、数100
⑸青山学院大学経営学部経営学科
・個別学部A方式➡ 160名:共通テスト(英50、社100、国100)、英150
・個別学部B方式➡ 40名:共通テスト(英50、社50、数150)、英150
・全学部日程➡ 25名:英150、社100、国100
・共通テスト利用➡ 10名:英200、社100、国100
どの受け方が自分に有利か考える必要がありますが、どの受け方をしても、たいていは英語の配点が一番高くなります。
②の「配点の違い」と③の「募集人数の違い」を知った上で『④勉強プランの全体像』を考えましょう。
④勉強プランの全体像
まず、普通の高校の場合は、高校の先生が受験勉強プランの全体像を立てることは難しいと思います。「高校の勉強」は教育です。体育の授業でサッカーをやってるだけでJリーガーにはなれません。でも「塾の勉強」は当日の合格最低ライン突破!が目的です。なので全く目的が違うので、当然やり方が違います。また高校の先生は何かの科目を担当しているので、自分が担当していない科目とのことを『この科目は配点が低いし、50%ぐらいの点数ならちょっと勉強したら取れるから後回しにしろ』とか『この科目は満点が狙えるし配点も高いから他の科目はまだしなくていいから、この科目をまず勉強しろ』…とかは言えないでしょう。たぶん先生同士が喧嘩になります。
部活を頑張っていて、英国社で難関私大を目指す人は、次のように大まかに捉えてください。
- まずは英語から大学受験勉強を始めること。
「大学受験勉強」とは、学校の勉強とは別にという意味です。 - 高2の間は社会と古典は、学校の定期テストで頑張る事。
- 現代文は、高2の間は塾や予備校で授業を受ける必要は無し!趣味で本を読むことをお勧めします。自分が好きなジャンルの本でOKです。
ここで言いたのは、『受験勉強は順番にスタートさせていく!』ということです。大手予備校に行けば、たくさんの科目を取らされますが、学校もあるのにそんなに一気に多くの科目で受験勉強を始めていく必要はありません。私学文系の場合はです。しかも部活をしている人ならなおさらです。
では、次から個々の科目の勉強方法を紹介していきます。
③1番得意にするべき科目は英語!
受験勉強として真っ先に始めるのは英語!
特に私学文系なら、真っ先に英語の受験勉強を始めてください。時期にもよりますが、最初は英語だけ、受験勉強を始めていく。英語の受験勉強を最優先させる理由は…
⑴一番配点が高いので、配点が高い科目が得意な方が絶対に有利!
⑵得意になれば7割以上は取れるのでボーダーラインに対して貯金ができる
⑶英単語の暗記や、長文の速読練習など、合格レベルに到達するのに時間がかかる
英語長文の勉強を中心に進めろ!
英語の大学受験勉強の目標とポイントは「英語長文を得意にする!」ことです。理由は、難関大学になればなるほど英語の配点の中での英語長文の比重が高まります。だいたい80%ぐらいは英語長文からの配点となります。場合によっては長文が100%の配点で英語長文しか出ない学部や学科もあります。なので、ネクステやスクランブルやヴィンテージばっかりやって時間をつぶしているようでは、難関大学の英語には全く対応できません。
ネクステ、スクランブル、ヴィンテージの類はするな!
これらの問題集は確かにいい問題集です。でも高校生がこれらをやっていくには時間が掛かり過ぎます。藤井セミナーの生徒の多くはネクステやスクランブルはせずに、先に熟語カードで熟語や構文を短時間で繰り返し覚えてしまいます。それもスキマ時間のみの利用で覚えていきます。そして多くの時間を英語長文の速読練習に使います。ネクステやスクランブルは1000個以上の例文があり、 not only A but aloso B や、not so much A as B などの受験必須熟語(構文)は索引で見ると何回か出てきます。つまり非効率なのです。あと例文もじゃまです。熟語や構文だけカードを使ってサッと繰り返し覚えた方が圧倒的に速い!文章は英語長文の音読復習で繰り返し読むので、その中で覚えた熟語や構文を発見して暗記を定着させていけばOKです。スクランブルやネクステをするにしても、カードで熟語や構文を覚えて、英語長文の復習の中で多数の文法事項を覚えた後にやりましょう。そしたら、問題集代わりにサッとできます。でも、それなら逆にしなくてもいいぐらいやん!…とも思います。実際、藤井セミナーから慶応や早稲田や旧帝大レベルの大学に現役で合格する多くの生徒はネクステやスクランブルなどの問題集はやっていません。浪人生はカードで熟語などを覚え後にはすることがなくなるので、そこからやっているようです。
受験勉強で将来役立つのは…
大学の受験科目で、多くの受験生にとって将来も役に立つのは英語です。理系の人ほど将来は英語が必要になるケースも多いのです。そして大学受験勉強の英語はとても役に立ちます。
まず、大学に行けばTOEICという試験を受けると思います。大学生で英検を受ける人はもういないと思います。一般的には「出る単特急 金のフレーズ」という単語集でTOEIC用の語彙力を増強するのですが、受験勉強で単熟語をたくさん覚えていればその必要はありません。TOEICの公式問題集から、時々見る知らない単語を拾うだけで対応できます。また文系出身で企業で海外部門で働きだしても、書類を読んだり書いたりすることも多いです。その時には圧倒的に受験勉強での英語が訳に立ちます。これは「受験勉強の英語」だけでOKと言ってるのではありません。大学受験の英語の勉強で大きな大きな土台を作っておけば、将来的にTOEICの試験勉強にもかなりレベルが高い位置で簡単に切り替えることができるし、ビジネス英語の勉強をしていく上でもかなり楽に移行ができるということです。
だから、自分の将来の為にも、英語の受験勉強は頑張りましょう!
④2番目に得意にするべき科目は社会
私学文系の場合、英語の次に得意にするべき科目は世界史や日本史の社会です。社会が得意な人にはスランプはありません。極端な話、覚えていたら、当日インフルエンザで熱があっても問題は解けます。特に、3科目とも苦手な人は社会を徹底的にして、国語の点数をカバーしてください。もし3科目とも苦手な人が、1科目だけでいいので満点を取れる可能性がある科目を選ぶとしたら、社会を選ぶと思います。つまり、社会はスタートラインがどこであっても満点を取れる可能性があるのです。
さらに、多くの大学で選択科目は得点調整が行われます。この場合、たいては調整後には得点は下がります。でも満点の人は満点のままで調整されません。なので、90%以上を取っている人は、あまり点数が下がらないのです。でも、7割前後の得点率なら20点前後下がるケースもあります。
だから、この得点調整の観点からも、英語の次は社会を勉強するべきです。基本的には、得点調整は選択科目で行われるので、例えば世界史、日本史、数学の3つの科目から選んで受験となれば、この3科目で調整がされるのです。多くのケースで、英語とや国語は選択ではないので、得点調整はありません。
⑤国語は3番目です
特に私学文系の場合は、国語の受験勉強は3番目です。その理由は…
- 国語と言っても、実際は現代文と古典です。なので、仮に社会と国語が同じ配点なら、国語を現代文と古典に分解すると、社会、現代文、古典の3つの中で社会の配点が一番高いことになります。
- 英語長文の速読練習で、英語長文の実力がつけば現代文の実力が伸びる人が非常に多い。英語も現代文も内容一致問題のひっかけ方が似ているパターンがあるので。
- 古典は暗記物で、英語や社会と比べたら暗記の分量はかなり少ない。なので古典は英語と社会の勉強が軌道に乗るころに始めましょう。でないと、どれもが中途半端になります。古典は、最初は単語と文法を覚えまくって、そこから点数を取れるようにすると確実に安定した得点源になります。
国語が苦手な人は、高2の末までは、塾や予備校で国語の授業を取るとか、国語の問題集をする必要はありません!
人間は何でも楽しんでできないものやモチベーションが低いものは苦痛で長続きしません。高2の間はそんな時期です。だから、その間は、自分が好きなジャンルで自分が好奇心を持てる内容の本を読むことをお勧めします。勉強以外の所で勉強になる…というのが一番強いのです。アフリカのケニアの小学生は、小学校まで10㎞ほど毎日走っていく場合も多いようです。当然、陸上部に入って練習しなくても1万メートル競走は早くなるのです。
これが高3なら話は違って、付焼刃的でも、やらないよりは点数になるので短期間である程度は点数をアップさせるために、点を取るノウハウや現代文の分析の方法を知るために国語の授業を受けるのは有効です。
⑥多くの科目を同時にするな!まずは英語から受験勉強
藤井セミナーには大手の映像の予備校や塾を辞めてくる生徒がとても多いのです。なので彼ら彼女らから辞めた理由を聞くこともとても多い。その理由の1つに「たくさんの科目を取らされて、それらをこなせなくなった…」というのがあります。
たくさんの科目を取っても、それらを期日までに映像を見て、こなしていけたら問題はないと思います。でも、現実的には高校があって部活があって、それで「受験勉強を始めよう」と思って大手の塾や予備校に行ったら、危機感をあおられてたくさん科目を取らされた…というのが実情でしょう。その結果、消化不良になって勉強が回らなくなり、一気にすべてのやる気がなくなる…というパターンに陥る高校生が多いようです。
もし私学文系を目指すなら、高2の末までは受験勉強は英語だけ!で十分です。そして英語の勉強は必ず楽になって時間も減っていきます。そのころに他の科目も追加していきましょう。そのタイミングは人にもよりますが、だいたいは高3の4月に社会を追加します。もし古典や現代文が苦手なら、高3の4月で「やる気」がグッとアップした時に追加すればいいです。もし、この時点でまだ部活が大変でから回ししそうなら、社会だけの追加でも大丈夫です。
2 英語の大学受験勉強のやり方
英語長文をメインに勉強開始!
大学受験勉強の英語とは、一言で言えば英語長文の攻略にあります。
そのためには、単熟語の暗記と長文音読復習の2本柱で大学受験の英語の勉強を進めてください。できれば「読むための」英文法は高2の間にマスターしておくのが理想です。そして高校3年になると英語長文に絞って勉強(練習訓練)ができることが理想です。
なぜ英語長文を中心に据えるかというと、難関大学になればなるほど英語長文の比重が高まり、中には100%英語長文だけの大学や学部もあります。
予習型の勉強はすぐやめましょう!
「勉強方法」など「やり方」を考える場合は、必ずゴールや本番の状況から逆算して「やり方」を決めてください。
結論を言うと、予習はせずに、『実力チェック』➡『授業』➡『音読復習』の3つのステップをどんどんまわしていくのです。
受験の本番で英語ができなかった受験生は、次の3つのセリフを言います。
・時間が足りなかった…
・単語が分からなかった…
・緊張した…
でも、どれもが今から想定できることなのです。この3つに対処するには「予習をするスタイル」や「映像授業」はかなり不利です。
これらの3つの事に、一番簡単に対処できるのが『英語長文の音読復習』なのです。
3 英語の基礎力が無い…と気にするな!
「英語の基礎力」が無い…と気にする人がいます。でも、多くの場合は、英語長文の音読復習の中で英語の基礎力を作っていくことができます。逆に、英語の基礎力が無いから…と基礎的で簡単な事ばっかりやっていたら、そこから抜け出すことはできません。
去年、ネットでは高校偏差値が52と出ていた高校の、しかも英語が嫌いで苦手な女子が、英語の基礎力を英語長文の音読復習の中で習得して難関大学の1つに合格していった話です。
彼女は「授業をしない塾」に行ってて、あまりにも英語ができないので「中学の参考書を渡されて、中学の問題集をさせられていた」そうです。関係代名詞が苦手で、授業をしない前の塾では中学の参考書や問題集で、2つの文を1つにしたり、( )に who や whom や which を入れる問題をたくさんさせらたそうです。
でも、藤井セミナーでは「関係代名詞が苦手…」ぐらいではそんな手法は取りません。英語長文の中で関係代名詞が出てきた時に、関係代名詞の基本的な働きに限定して説明をして、それを覚えてもらいます。その後に、塾で教えている音読復習の方法で何回も読んでもらいます。この繰り返しで彼女は関係代名詞が理解できて、関係代名詞が出てくる文章の読解や速読や和訳もできるようになり、関係代名詞を使った英作もできるようになっていき、結果的に難関大学の1つに合格しました。
大学入試の英語のほとんどは、英語長文が占めます。だから、英語長文を中心に据えて、その中ですべての英語の勉強をこなしていくのが一番時間もかからない効率的な方法です。
ただもし、 He is か、He am かとかで悩むレベルなら、中学英語から始めてください。
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準備中の記事
『映像授業に頼るのは非効率的な理由』
『世界史・日本史の勉強の仕方』
『現代文の勉強の仕方』
『古典の勉強の仕方』
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