センター試験まであと23日! 社会の勉強法

こんにちは。

クリスマスも終わり、2019年度の受験生もラストスパートですね!!

どの受験生にも幸運が訪れることを祈っています!

しかし、、、

受験は幸運ばかりを祈っていてはいられません……。

明確な目標と戦略、そこに必要となる努力! で、合格を勝ち取りましょう!

今回は、今年最後となるセンター試験のお話です。
藤井セミナーの塾生の多くが、私大をメインに受験しますので、
私大文型の受験生は是非読んでもらえればと思います。
来年以降の共通テストにも通ずる話なので、高2生もぜひ読んでみてください。

「センターって、国公立のためのものでしょ?」

と考える人もいると思いますが、私大志望者であっても、センター利用で合格出来れば、二月の一般試験に弾みがつくし、浪人生にとっては滑り止めを押えられる絶好の機会なのです。

そんなセンターがあと23日後に迫っています。 ここから優先して勉強すべきは、何でしょうか?

ずばり、世界史・日本史などの社会科目です!!

暗記科目は、直前期の勉強によって大きく点数を上げられる可能性を秘めいているからです。
※逆に暗記を必要としない現代文は直前期に時間を使っても、それほど大きな効果は期待できないので注意してください。

ここからは、あと数週間の中で、必要となる勉強法を書いていきます。
大きく分けて三つの意識が必要となります。

【目次】

1:用語集の頻度4以下のものは無視しろ!

2:苦手なところを中心に、回転数を上げろ!

3:年号は追うな! 流れの確認を入念に!

1:用語集の頻度4以下のものは無視しろ!
山川出版から出ている用語集には用語ごとに10段階で出題頻度が記されています。
(見出し用語の横にある数字が頻度です!)

1が一番出題頻度が低いマニアックな用語。
その数字が大きくなるにつれて、メジャーな用語ということになります。

センター試験は主に教科書レベルの簡単な用語から問題が作成されるので、
出題頻度が低いものはそもそも出題されないのです。

なので、、出題頻度の高い5~10のものを入念に復習しておきましょう!

しかし。

これは、センターレベルでの話!

早慶GMARCH・関関同立クラスの大学ではマニアックな用語が沢山出てきます。

2月の一般入試を重視する人、これから受験までまだ時間のある人は、もちろんそういうむずかしい用語まで徹底的に覚えまくってください!

 

2:苦手なところを中心に、回転数を上げろ!
特にこれは現役生に言えます。
学校や塾の授業、これまでに受けた模試……。
そういったものから、序盤の範囲ほど得意な人って多いのではないでしょうか?

例えば、世界史で言うと、藤井セミナーの塾内の調査では、
オリエント・ローマ帝国の得点率ほど高く、近現代・特に戦後史での得点率は下がります。

授業では最初の方ほど手厚く、後になればなるほど満足にカバーできていないということが背景にあるのでしょう。(藤井セミナーの社会の授業はそうじゃないのですが・・・)

過去問をやって、自分の得意な範囲と苦手な範囲がはっきりとしたら、そうした苦手な範囲を抜き出して、その部分を中心に覚えなおしていくことをお勧めします。
参考書は一問一答でも、自作のノートでも構いません。毎日その苦手分野が視界に入るよう、本番まで高速で繰り返し回していくのです。そうしていくことで、苦手意識のある箇所が減っていきます。
これを意識しないと、もう既に得意になっているところを含めた勉強を漫然としてしまいます。
得意なところを強化してもセンター試験では効果は発揮しづらいです。逆に苦手な範囲を失くさなければ、そこで大量失点することになります……。*単語の暗記でも、10日間で100個を覚えなきゃいけない時、1日に10個ずつ覚えるよりも、10日間毎日100個を見る方が定着しやすいのです。(単語の覚え方は、また別の機会に……。)

 

3:年号は追うな! 流れの確認を入念に!
センターでは年号を選ぶ問題は出ません。
直前期だからと言って、とにかく年号をノート一杯に書きまくって覚えておこうというのは愚の骨頂ですから、今すぐにやめましょう。
ただし、これもセンターの話です。特にGMARCH以上の大学では、日本史も世界史も平気で年号を問うてきます。必ず過去問を確認しておきましょう。
年号対策はとにかく過去問対策!(これもまた別の機会に……。)

それでも、センターには時代の流れや起きた事件の順番を聞いてくる問題は出題されます。
そこに必要なのは、細かい年号を覚えることではなく、大きな時代の移り変わりの背景や、大きな事件の発生過程を確認しておくことです。

お薦めの方法は、頻度の高い用語について、自分が流れを言えるか確認していくこと!

例えば、2014年に実際に出題された世界史の問題で考えてみましょう!

問:中国の対外関係について述べた次の文a~cが、
年代の古いものから順に正しく配列されているものを、次の1~6のうちから一つ選べ。

a 日中平和友好条約を締結した
b 中ソ国境紛争が起こった
c アメリカのニクソン大統領が訪問した

1 a→b→c  2 a→c→b  3 b→a→c
4 b→c→a  5 c→a→b  6 c→b→a

正解は4です。bが1969年、cが1972年、aが1978年と年号が出てくれば勿論いいのですが、今回は流れから考えてみましょう!

まず、時は冷戦真っただ中。1950年代の冷戦で大きな転換になるのが”スターリン批判”です。
平たく言うと時のソ連のトップであったフルシチョフが「うちのスターリンがみんなに迷惑かけてごめんな?すっげぇ反省してる!!」と今更ながら謝ってきます。
それに対して、真っ先に噛みついたのが中国です。「は?お前、いまさら何を言ってんだ?スターリンを批判するとは貴様あああ!!」と真っ向からディスるのです。
こうして起こったのが中ソ対立です。中ソ論争から中ソ国境紛争へ発展し、中国は最強のスポンサーであったソ連を敵に回します。
ソ連に見捨てられた中国に目を付けたのがアメリカでした。

米「どうしたの?」 中「ソ連にボコられた~~(´;ω;`)」 米「おやおや、可哀そうに(´・ω・`)」
米「(ベトナム戦争負けそうだし、ベトナムの隣の国のこいつ味方つけるか!)」 米「ソ連と喧嘩したんならアメリカと仲良くしようぜ(^ω^)」

こうして、ニクソン訪中が実現します。それを見ていたアメリカの子分(?)・・・。

日本「えっ!アメリカが中国に接近?!じゃあ、俺も仲良くしなきゃ\(^o^)/」このタイミングで、日中平和友好条約締結!

というように、人に説明しながら、言えれば完ぺきです。次の用語へ移りましょう!

 

いかがでしたか?

総じていえば、センター試験の問題は基本的なところから出題されるので、深い勉強は必要ありません。
まだそれほど点数が取れていない人が、直前期の努力で8割以上に乗せていくことができます

ただし、再三書いていますが、私大の一般入試ではそうはいきません。
直前期であっても、基本と応用のバランスが特にこの年末年始の勉強には求められます。
私大の過去問対策を進めながら、「センターは楽勝!」となっているのが理想です!

藤井セミナーでは、こうした「勉強の仕方」についても、細かく指導していきます。
これからの受験生で、社会科目が苦手だという人にも丁寧に指導します。

そんな塾を探していた!!

という方に朗報です。

年明け一月に説明会を行います!

今回のテーマだった社会の、「重要性」についてもお話ししますので、ぜひ、お越しください。

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