たにの君への回答です。

現代文の、僕のお勧めの問題集を写真で紹介しておきます。現代文の問題集選びは、現代文の実力と、その人の性格にも大きく左右されると思いますが、対象者は、現代文が苦手(偏差値50まで)だけど65以上にしたくて、性格はせっかち(いらち)な人向けです。
1:左下「2008年版入試問題選現代文」日栄社¥450円
2:右上「発展現代文(高校上級用)」日栄社¥429円
3:右下「センター試験化顧問 予備校講師はこう解く」旺文社¥800円

1:は、数年前の塾の生徒が、これ1冊だけやって偏差値40台から始めて、70以上を連発した時に使ってたものです。それ以降、現代文ができない人には勧めています。それなりに、好評で、結果も出しています。2:は、1をやって、まあまあよかったと思う人なら、買ってみてもいいかも。3:は、最近、本屋でみつけました。現代文が苦手な人の1冊目にはよいと思います。

1と2は、薄くて、安くて、シンプルでいいと思います。僕は、出口さんが出している現代文の本は全部苦手です。説明が完璧すぎて、くどすぎて、読んでいてしんどいからです。例えば、10問間違えたとしても、何問かは答えだけをみたら、すぐに「あそうか」と思うかもしれません。なら、解説は不要です。 現代文で一番大切なのは「設問から回答までの道のり」がわかるかどうかです。この能力を養うのには、回答を見て、自力で「なんでそれが回答になるのか」という理由を発見する努力が大切です。それなのに、完璧な解説をされちゃうと、自分で考えて発見するチャンスを奪われてしまいます。本当は、ここが一番脳みそを刺激して重要なところなのに!です。

上記で紹介した1と2の本は、その点で、説明もシンプルで、自分で考える余地も残されていて、説明がくどくないので、お勧めです。でも、基本的で最低限の「やり方」を習得するのは重要です。それには、3の「センタ-…」もいいかもしれません。 野球のバッティングでも、最低ラインの事を教えてもらえば、後は、何回素振りをして、何球ボールを打つかです。バッティング理論をくどくどと完璧に説明されるぐらいなら、最低ラインの「やり方」を習得して、後は数をこなして、「自分なりのやり方」にアレンジしていって、さらに上を目指すべきです。こういったやり方は、スポーツも楽器も勉強も、全部同じだと思います。

でも、現代文は、あくまで優先順位を低めに!。毎日絶対にやるのは、単熟語の暗記、長文音読復習、社会の暗記です。次が古典ぐらい。現代文は、1週間に2~3日、時間を決めてやってください。
じゃ、頑張ってね

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