ショートコント その時世界は動いた!
このコーナーでは、世界史の中でも重要な転換期!その時歴史は動いた!という場面をより楽しく、そしてより分かり易くみていこうという企画です。
今まで、一問一答集やゴロで覚える世界史などはたくさん書籍化されてきましたがミニコント集は初じゃないでしょうか?
青文字がこの主人公です。
今回の世界は動いたは、18世紀初期のヨーロッパの話です。
おいらは「太陽王」ヨーロッパは全部おいらの領土にしたい。だけど、なんかずっと勝たれへんねんよな~でも今度こそ勝つで!
あのスペインのあの憎きハプスブルクが断絶したんやて、うちの孫のフェリペ(フィリップ)たんを王位につけれるチャンスやな~
しかも、スペイン取ったら海外領土もあの例の契約権もおいらの物になるな~よし、戦争や!!
とりあえずフェリペ(フィリップ)王誕生を宣言や!んでおれが保護する!せやからスペインのもってたあの例の契約権はいったんフランスが預かるわ
イギリス→
スペインとフランスが一緒になったらむっちゃ強くなるこれはまずい!オーストリアとかオランダとかととりあえず組んで戦わないと
それよりあの例の契約権欲しいな~
×××××××××××××××戦争中×××××××××××××××××××
また、うまくいかんかったか・・・でもフェリペ(フィリップ)たんが王位についたしまあ良しとするか
イギリス
→どえらい戦いやったけど、領土取れたしあの例の契約権取ったじょ~!!!
あれ、合併も許されへんうちもスペインも戦争のせいで借金だらけやん、お金稼がな・・・うわせやあの例の契約権イギリスに取られてしもたんや…結局一番必要やったんて領土より金やん!
以上
最後に問題、あの例の契約権とは何か この戦争と 条約名と イギリスがゲットした領土はどれか。
今回の主人公の青文字はフランスのブルボン家のルイ14世
答え ①アシエント(奴隷供給契約)これによってスペインは莫大な利益を上げていたがそれがイギリスの手に渡った。
②スペイン継承戦争
③ユトレヒト条約(これはイギリスとフランスの条約でハプスブルクの神聖ローマ帝国とはラシュタット条約)
④ジブラルタル・ミノルタ島・ハドソン湾・ニューファンドランド(ちなみに、ハドソン湾とニューファンドランドは新大陸側の植民地でこのスペイン継承戦争の裏舞台としてアン女王戦争の結果としてイギリスがフランスから獲得)
これらはセンター試験やGMARCHだけでなく当然早慶上智でも聞かれるのでしっかりとマスターしておきましょう。
このアシエント貿易によってイギリスは資本を蓄え三角貿易を完成させ最終的に産業革命へと繋がるのです。
その時世界は動いた!!!!
藤井セミナー自由が丘教室