10月も後半になり、教室でも先週位から風邪をひいている人が一気に増えました。授業でも「体調管理の大切さ」についてはお話しましたが、大切なことなのでもう一度お伝えしておきたいと思います。受験は「1点を争う戦いであり、追いつくか追い抜かれるか」の競争でもあります。野球などのスポーツでいうところの「レギュラー争い」と同じイメージでもあります。野球でも強豪校などでは、1つのポジションに対してレギュラーを争っている人が何人もいる状態だと思います。
例えば、今あなたがレギュラーである大切な試合で、風邪をひいてしまった場合、控えの選手があなたの代わりに試合に出場し、優れたパフォーマンスをして、レギュラーを奪われてしまうということは多々あります。同じように一生懸命練習してきているのに、一回の大切な試合での「体調管理」が大きな別れ目となるわけです。別の例では、就活またその後の仕事でも同じことが言えます。
一般的に丸紅などの商社の総合職では体育会系出身者がとても多いと言われています。それは何故かというと、大切な商談、またプレゼンの日に風邪などで穴をあけてしまうと、大切なビジネスの機会を失うことになりかねず会社にとっても大きなリスクとなり得るからです。受験にせよ、スポーツにせよ、仕事にせよ、「体調管理」は「自分を律する」ということに直結するのでとても重要な要素となるのです。全ては、「いかに準備周到にするか」ということに通じます。体育会系でなければ、「受験で勝てない、就活で成功しない」ということではなくて、「来るべき大切な瞬間に備えて体調管理を始め自分を律していかに周到に準備ができるか」ということが「結果につながってくる」ということです。
例えば明日「模試」あるいは「赤本大会」に参加するとします。いわば練習試合ですから、その前日にどのように過ごせばよいのでしょうか?当日は、7時に起床し、9時頃にはベストパフォーマンスが出るように、食事も含め、自分にとってベストパフォーマンスが出せるものをベストな時間帯に食べなくてはなりません。逆算すると、前日の夜更かしや食べ過ぎは厳禁です。これに加え数日前からマスクをして風邪を予防し、エネルギーは出るけど胃腸に優しい食事を心がけねばなりません。赤本大会や模試などの練習大会からこの習慣をつけておかないと、本番前一ヶ月で調整するということは、なかなか難しいのが現実です。なぜなら、試合と同じように1回1回で微調整を加えることにより、自分にとっての「ゴールデンルール」が出来上がるからです。逆に「このゴールデンルール」ができてしまうと「受験」だけでなく、「就活」「大切な商談の前」などあらゆる局面で「自分を律する」ことで「結果を出すこと」ができます。
例えば、私でいうと、大切な局面ではお腹を壊しやすいので、試験の3日前からは「牛乳やヨーグルトカフェオレ、甘味の強い炭酸飲料は控え、当日の朝は腹持ちのよく消化のいいゆで卵を食べ、小腹がすいたときは、腹持ちのいいチョコレートかアーモンドを少し食べる」ということで、「体調管理」をしています。強調しておきたいのは、「体育会系でなければ受験や就活で勝てない」ということではなく「体育会系の人のコンディションの整え方を参考に、自らのゴールデンルールを作り体調を含め自分を律することで、結果が出せる」ということです。まずは、身近な風邪予防から「もたず、つくらず、もちこまず」で自分のためにそして周りで一緒に勉強している友達のために、風邪に打ち勝ち、生活全般を整え、受験にも打ち勝ちましょう!!!

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