TOEIC対策が共通テスト、英検、TEAPを制する?! ~各試験の比重も大発表!~

国立、私立とも入試変革期の中で、Readingは比較的大きな影響は受けてはいません一番の変更点は、共通試験において従来の「語彙力+読解力」に加えて「情報処理力」+「速さと正確さ」が問われる様になったことです。この2点が問われる内容が含まれている試験が、「TOEIC®」ですので、共通試験、TEAPにはTOIEC®対策が特に効果的です。今日は「全試験に共通して必要な力」と「TOEIC®が共通試験対策などに最適な理由」についてお伝えしていきたいと思います。

共通試験、早慶上智、GMARCH、英検、TEAPあらゆる試験で共通して問われるスキルが「速読力」です。ここでいう「速読力」というのは、細かくSVOCの構造を掴むのではなく、適宜英文に斜線を入れて設問に解答するためのセーブポイント(=抑えるべき部分)を記録するための「ざっと読む力」です。実際に設問を解く時には「読解力」が必要なため設問を解答するのに必要な部分を時間をかけて深く読みますが、初見の時は、英文全体をポイントを抑える目的で読む「ざっと読み=速読」が必要です。大学入試で必要な「速読」は1000単語前後を7分程度で読める力です。この「速読力」の鍛え方は、普段授業でやっている「黒白の長文」の復習対策として「斜線の箇所で区切って英語を読む→日本語に訳す」というプロセスの目標タイムを達成するまで毎回練習をすることで鍛えられます。日頃から、この「黒白長文の復習対策の目標タイムを設定してそのタイムを実現できるまで練習すること」で、あらゆる試験に対応できる「速読力」を習得することができます。

  • 「読解力」と「情報処理力」

次に必要な力が、英文の内容に関する設問に答える「読解力」と資料や図表などを読み取る、または中長文から必要な情報を読み取る「情報処理力」に大別されます。

これらの力が各試験で求められる比重を簡単に表すと以下の様になります。

試験の種類 比重
早慶上智・GMARCHの入試 読解力>情報処理力
英検準1級 読解力>情報処処理力
TEAP 読解力=情報処理力
共通試験 読解力<情報処理力
TOEIC® 読解<情報処理力

 

上記を見て頂くと一目瞭然なのですが、特に共通試験とTOEIC®は出題形式が非常に似ており、またTEAPについても形式が似ているTOEIC®学習が最も効率の良い対策方法です。逆に私大の入試と英検は「読解力」重視なので、日頃の黒白長文など私大入試対策にしっかり取り組むことで英検の準1級の対策は兼ねることができます。

共通試験で求められている力は「いかに短時間で英文・ウェブページ、メール、図表など形式の違う資料や図表から必要な情報を読み取るか」にかかっています。この力は「速さと正確さ」が鍵なので「情報処理力」と考えてよいのではないかと思います。英文のレベルとしては難しくはないので、「早く正確に!」を達成するためには「問題形式への慣れと練習」が一番大切です。但し、共通試験などは、過去問もほとんどない状態なので、この「形式への慣れと練習」を積める最大の教材が、出題形式が似ているTOIEC®と言えます。

 

3 その他に必要なスキルは「語彙力」

語彙力については、藤井セミナーの単熟語の月間テストで8割以上をキープしていれば、全試験に共通した語彙力を醸成できるので、早い場合はGWまで、遅い場合でも夏休み前までに単語2279個、熟語1500個を仕上げることがとても大切です。

それでも余力がある人は、英検であれば「英検準1級の単語本」またTEAPだと「TOIEC®800点を取るための語彙の本」を1冊位やれば十分です。共通試験については、前述の藤井セミナーの単熟語をしっかりやっていれば十分です。しかし、ここでもスピードが大切で、「カードを使って1-2秒でアウトプットすること」を目指して「スピードを意識すること」がとても大切です。

 

4 英検やTEAP過去問対策について

試験形式の慣れは余力があればやっておくほうがよいので、過去問があるものについては、最大7回分(直前の1週間で1日1セット分解くイメージ)で十分です。最短で1週間程度、最大で2-3週間前から対策問題を最大7回分解く位の分量で十分です。但し、英検のライティングの対策は「書き方の型を知り書くことに慣れる」ことが必要なので、この対策は3週間程度の時間を確保できると安心です。ライティング対策については、書いたものを提出してもらえれば、添削+アドバイスをお戻しするので、たくさんアウトプットの練習をして満点を取りに行きましょう!!

 

5 問題形式のご紹介

従来の「読解力」を問う問題は、皆さんが普段解いている黒白の長文と大きく変わりませんので、ここでは「情報処理力」を問われる共通試験の問題と形式の似ているTOEIC®の問題をご紹介しましょう!!

以下TOEIC®のリーディングの図表問題

 

 

 

 

 

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以下共通試験のリーディングの図表問題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ
TOEIC®と共通試験に共通しているのは、「ウエブ、メール、図表」な複数の資料を同時に読み解きながら解答をするということです。一見量が多く難しい様に見えますが、実は「読むべきところをしっかり掴む」ということをすれば、「短時間で正確に解く」ということができます。この「短時間で正確に」というのは正にTOIEC®が得意とするころですので、TOIEC ®対策を十分にしておけば、共通試験の対策として大変有効です。

 

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