とある教室長の大学入試(現役生編)

藤井セミナーオンライン教室の木下です。

 

11月に入りました。気候も少し寒くなってきて、いよいよ受験シーズンも近づいてきたなという感じです。

 

さて、今現役生は大学入試をどのように考えているでしょうか?指定校推薦ですでに進路を決めた人、公募・AO入試を受ける人、一般入試を受ける人などいると思います。

 

以下に書く内容は、とある塾のとある教室長の現役時代の大学受験の経験談です参考にしてください、とは言いません。

 

過去に体験した大学入試の事を思い出していくのも大事なことだと思うので、振り返っていきたいと思います。

 

それでは、いきましょう。

 

(1)「とりあえず甲南大学へ行きたい」だった高校時代

中学3年生の2学期の三者面談で、色々あって内申点を下げられてしまった私は、神戸の第一学区の高校へ入学することになりました。

要は、「不本意な」高校入試の結果になりました。この高校へ入学した時点で考えていたことは、「甲南大学へ行く」ということでした。

 

これは親戚に甲南大学出身の人や、甲南大学生の人がいたので色々話を聞いた結果、とりあえず志望校として設定しておりました。

 

不本意な高校入試でしたが、高校の先生はめちゃめちゃ良い先生が多く、気づいたら私はクラスの委員長をしていました。また部活動は陸上競技部に所属することになりました。

 

(2)指定校推薦で甲南大学へ行くことを決意した高1の秋

高校1年生の夏休みも明けて、部活の先輩方にある資料を見せてもらいました。それが指定校推薦で行くことが出来る大学と、そのための最低の評点が書いている紙でした。

 

今高校1年生や2年生で指定校推薦を狙っている生徒の為にお伝えしておきますが、南大学を指定校推薦で合格するためには、ある程度の内申点が必要となります。(私の高校で5段階評価で最低3.8だったと思います。ただ、指定校推薦で合格するためにはこの最低点は軽く超える必要があります。また校内推薦のため、評点は高ければ高いほど良いです。)

 

内申点を取るためには、中間テストや期末テストを頑張る必要があった為、定期テストもそこそこ頑張っていた様な気がします。

 

それ以上に頑張っていた理由は、大学への学費を手に入れるために、奨学金制度を使って行くことを計画しており、これにも内申点が必要だったことです。そこそこ頑張らないといけない状況におりました。

 

(3)「指定校推薦で甲南大学へ」が変わった高3の夏休み

1年生から2年生までは部活動中心の高校生活を送っていました。定期テストは直前のみ対策をするだけでした。

 

ただ、高校3年生になったのでそろそろ大学受験のことを意識していかなければなと考えていました。

 

高校3年生前期(単位制の高校のため学期制ではなく前期後期制)の時点で、内申点はとりあえず甲南大学へは指定校推薦で合格できそうな評点は取っていました。担任の先生にも確認を取って、去年のデータと照らし合わせると合格しそうだと、そういう風な感じだったと思います。

 

ただ、その当時大学入試のことはあまりよく分かっておらず、指定校推薦も受かる保証は無かったので、夏休みから高校受験の時にお世話になっていた某大手個別塾の夏期講習の英語だけを受講することになりました。

 

その時に担当してもらっていた講師の方が関西学院大学生でして、その人からいろいろ話を伺っていたり、またその人に勧められて、8月に関西学院大学のオープンキャンパスへ参加して、「関西学院大学へ行きたいな」と思うようになりました。

 

この高校3年生の夏休みが、自分にとって1つ目の大学受験のターニングポイントになりました。

 

(4)夏休み明けていよいよ指定校推薦の開示、だが…

さてそんな夏休みも明けて、私の志望校は「甲南大学→関西学院大学」へ変更となりました。

 

夏休みに関西学院大学のオープンキャンパスへ参加したり、個別塾で勉強しているうちに、自然と視点が変わっていきました。とりあえず指定校推薦は関西学院大学に出してみよう、そんなことを考えておりました。

 

9月に入ると、いよいよ指定校推薦の開示が行われます。開示された資料を見て、焦りました。

 

なんと、

「関西学院大学からの指定校推薦枠が無かった」のです。

 

どういうことかというと、関西学院大学から当時の私の高校へ指定校推薦の枠の振り分けが無かったのです。(ちなみに今はあります。私も含めですが後輩たちが頑張って指定校推薦枠を取ってきています。ありがたい話だと思います。当時は立命館大学や関西大学は来ていましたが、関西学院大学や同志社大学からは来ていませんでした。)

 

ここで迷いました。

 

夏休みに関西学院大学へ指定校推薦で行こうと思ったが、その枠が来なかったこと。

 

最初は指定校推薦で甲南大学へ行くという目標を立てていて、実際に自分が持っている評点を参考にしたら推薦は貰えそうだということ。

 

指定校推薦はそこで決まったら、それ以降すべて受験はできないこと。

 

さてどうしようか?と迷った結果、結局、2月の一般入試で関西学院大学への合格を目指す」ことにしました。これが3年生の9月でした。

 

ここが大学受験の第2のターニングポイントだった思います。

 

ここから残り4ヵ月、毎日必死に勉強していました。普通高校3年生の9月というと、部活動は引退している生徒がほとんどだと思いますが、私は10月の駅伝競走大会神戸地区予選へ向けてまだ部活をしていたので、それ以外の時間は必ず勉強するようにはしていました。

 

駅伝大会も10月で終わり、部活動引退。いよいよ大学入試へ向けて、ラストスパートをかけて追い込んでいきました。

 

(5)結果は結局「最初に自分が思っていた大学」へ合格

一般入試が2月から始まりました。

 

受験した大学は甲南大学と、関西学院大学でした。結果だけお伝えすれば、

関西学院大学は「不合格」

甲南大学は「合格」

でした。

 

なのでこのままであれば、甲南大学生、つまり現役で大学生になっていたと思います。

 

 

さて、ここで迷いました。

「甲南大学生になるのが良いのか?」

それとも

「自分の志望校であった関西学院大学を受験するために、蹴って浪人をするか?」

 

 

普通に考えたら、多分ほとんどの人は大学生になる事を選ぶと思います。ただ実際、私はのちに1年間「浪人」という選択肢を選ぶことになっています。

 

つまり、大学生になるという選択をこの時点では取らなかったということです。ここが現役生の時の大学入試の第3のターニングポイントだったと思います。

 

4月、私は晴れて「大学生」ではなく「浪人生」として春を迎えることになりました。

 

と、現役生の時の大学受験を振り返っていきました。ここから浪人生時代の話になるのですが、長くなってしまったので、今回はこれで終わり。浪人生時代の話についても、次回記事にしていきたいと思います。

藤井セミナーに入塾してどのように第一志望校に合格するか?

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あと、ほとんどの受験生は、毎週毎週自分の位置を客観的に把握することができていません。

例えば1人で問題を解いていて自分が出来ていなくても、その問題を解いた他の人も出来ていないのなら、今の時点ではあまり問題ありません。ですが、「100点満点で70点くらいとれた!!」と喜んでいても、他の人がみな90点以上取れていれば、これは喜んでいる場合ではないのです。

毎回毎回、自分のレベルをしっかると把握することが大事です。そうでないと、次のステップへの作戦の立てようがないからです。(これは、毎週毎週自分の実力・努力が点数という客観的な指標で出てくるので、実は結構きついことなんです。ですがこれは部活動をしている高校生なら理解していただける事だと思います。部活動では「点数化」されないだけで、やっていること、感覚的なことは同じです。)

また、藤井セミナーは「授業をしない塾」では無いので、授業をします授業の位置づけは、自分の今現段階の実力では分からなかったことを理解して、メモをして、復習するための自分専用の教材を作る事です。なので、授業は大事です。この時のメモを頼りに、授業後に音読復習を繰り返し行っていきます。

次に復習です。復習の軸はほとんど「音読復習」になります。英語の実力が一番アップするのはこの時です。

これも部活動の練習と同じだと考えてください。そのスポーツの動きを初めてする時に、コーチや顧問の先生方が、その方法教えてくれます。その後、何をしますか??あなたは何回も何回も練習をして、期限内に意識をしなくてもその動きが出来るように練習をすると思うのです。

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