都立雪谷高校のサッカー部のS君の話です。高校2年の最後の模試で、英語の偏差値が30。彼の記憶では得点は200点満点中6点。ところが、そこから怒涛の追い上げで明治大学に2学部で現役合格してきます。最初はGMARCHなど考えてもいなかったようです。だから自由が丘の塾にも友達の付き添いで来ました。それが現役で明治大学に合格してきました。
では何をやって明治大学に現役合格できたのか?? 何事も成功者に学べ!ということで、「偏差値30レベル」や「学年最下位レベル」から、難関大学へ合格する方法をお伝えします。
ここでは、全教科が苦手で勉強ができない人の話になります。そこからの下剋上の大逆転合格となれば、難関私大の文系になるので、私学文系を前提に話を勧めます。理系の人は、自由が丘の塾・藤井セミナーで英語の利用だけでもOKです。
また、難関私大は、早慶上智(早稲田、慶應、上智)、GMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政)、関関同立(同志社、関学、関大、立命)を念頭に置いて読んでください。
目次
①英語が苦手なら《大学受験の英語》は、英語長文から始めろ!
大学受験の英語の勉強を始める時に、もしも『英語の偏差値が30なら、まず基礎から…』という思い込みが間違い。英語の基礎的知識も並行しながら、簡単な英語長文から始めるべきです。そして勉強の進め方は復習オンリーで進めます。予習は全く不要。
英語長文の復習のみで受験勉強を始めていくメリットは次の6点
- 難関大学の英語の問題の80%ぐらいが英語長文なので的を絞って集中できる!
- 英語長文には単語、熟語、文法、構文も入っているので効率的(一石二鳥ならぬ、一石五鳥を狙う、被せた勉強方法)
- 英語長文の勉強は、最初は復習のみの物まねでできる(だから誰でもできる!)
- 英語長文の復習は、最初は細切れ時間の活用のみでもできる!(だから部活をしてても誰でもできる!)
- 復習のみで英語長文を進めるので予習にかかる時間が不要!
- 英語長文を頑張ることで、英語だけでなく国語力もアップする!(一石六鳥になる!)
このよに、英語長文に絞り込んで受験勉強の英語を始めるにはメリットが沢山あります。これは自由が丘の塾・藤井セミナーで、英語が苦手な国公立志望者や理系志望者に対しても成果を上げている方法です。今まで筑波大学、横浜国大、都立大(旧:首都大)、北海道大学、神戸大学、九州大学、大阪大学、千葉大学など難関国公立大学合格者で「英語が苦手…」という生徒も、同じやり方で英語力をアップさせて難関国公立大学に合格してきています。
具体的な方法にもし興味があれば、自由丘の塾・藤井セミナーの説明会にお気軽に参加してください。特に都立雪谷高校や都立目黒高校や都立田園調布高校の高校生(中でも運動部の生徒)は、受験の底力はあるのに勉強のノウハウ的な情報不足の為に損をしたり、出遅れたりして「もったいない!」ケースが多いので、早めに行動しましょう!
②じゃ、基礎力はどうするの?
恐らく、公立中学では、中3の1学期で現在完了形、中3の2学期で関係代名詞を習うはず。大学入試の勉強を英語長文に絞って始めていく為の「基礎力」は、関係代名詞がわかっていれば十分です!もしくは、関係代名詞が「怪し…」ぐらいでもOKです。関係代名詞は英語長文の中でも理解していけるからです。
なので中3の1学期の現在完了形までが分かっていれば、なんとかなるので、妙に「基礎力」にこだわらないように!あまりにも「基礎力」にこだわってしまっていたら、勉強が継続できず、心が折れて、途中で勉強がおもしろくなくなって辞めてしまうでしょう。
今まで受験生を見ていて、あまりにも「基礎」にこだわる人は、「基礎」から抜け出せません。どこまでが基礎?どこから応用をする??…という、そんな明確な基準を作るのは難しいのです。
ジャンルは違うけど、テニスや柔道や野球など、外国にはフォームが綺麗ではなく下手に見えても、強い選手がたくさんいます。目的を間違ってはいけません。テニスも柔道も野球も、ゲームに勝つことです。入試なら、膨大な量の長文を素早く読んで設問に答えることです。なので、中3レベルの文法がそこそこ分かっていたら、基礎力は「英語長文の読解力を伸ばす」のと並行してやるのが一番効率的。
③具体的に英語長文をどうやって始めていくの?
都立雪谷高校のS君は、すごく英語が苦手でできなかったのです。
なんせ、自由が丘の塾・藤井セミナーにも、友達の付き添いで来たぐらいでしたから、最初はやる気は全くなし。
英語長文の鍛え方は、具体的には、ギターやテニスや書道などを小学校時代に始めていくやり方と同じです。
まず、習って(教えてもらって)、次に反復練習です。
これだけです。つまり予習は全くありません。自由が丘の塾・藤井セミナーにも何の準備もせずにぶらっと来てください。
実際、スペインの有名なフラメンコギターの師匠は、少年の弟子たちに、いきなりワンフレーズを演奏して、覚えさせて、家で練習させます。それを繰り返して1曲を仕上げたら、次の曲に取り掛かる…というプロセスで教えています。これでギターの名手が生まれます。
自由が丘の塾・藤井セミナーでも、同じ考えで進めています。
1、まず、いきなり英語長文を解く
英語長文を配るので、予習無しでその場で制限時間内で読んで設問を解いてもらいます。実際の入試や模試では準備無しでいきなり解かなくてはならないので、実戦形態から逆算したやり方を考えています。
2、次に、授業で解説を聞きながらメモして記号を入れる
授業の解説を聞いてもらえれば分かりますが、自由が丘の塾・藤井セミナーでは、後から速読練習ができる記号を効果的にプリントに書き込んでもらいながら、英文が書かれた順番で理解できるための説明をしています。
タブレットなどの映像で勉強をすれば、「脳がゴミ屋敷」(☜詳細はクリック)になり、脳が疲れて集中力がなくなって、最悪の場合は精神疾患になる可能性も…。だからアナログにこだわった紙で勉強するのです。音のノイズは耳で聞こえてもシャットアウトできますが、目から入るノイズは気付かず蓄積されて脳にダメージを与えていくのです。タブレットやスマホの光や色には多くの情報が含まれていて脳が情報過多になることを「脳がゴミ屋敷になる…」と表現される事があります。
3、次に、メモした紙を頼りに、英語長文の速読練習をする
これが一番重要!「授業でメモをしたプリントを、英語が書かれている順番で読む!」のが復習です。音読中心がよいでしょう。いくつか理由は有りますが、1つには眠気防止です。人生の中で、高校時代は一番眠たい時期です。部活以外では、すぐ眠たくなります。だから大きな声で喋りながら、机に向かって椅子には座らずに、自分の部屋をぐるぐる回りながら音読復習です。自分の声が耳に入ってきている間は眠りません。また耳に入ったものは暗記がしやすいので、目で見ながら耳で聞いて、英語長文の中の単熟語や英文法も暗記できます。
実際の入試では、音読はできないので、英語長文の理解が進んだら黙読でも読んでみましょう。また自由が丘の塾・藤井セミナーでは、授業後のネイティブ音声も用意しているので、それを使いシャドウイングをしてください。これはヒアリングにとても効果的です。そもそもは、英語長文の速読目的でやっている音読での復習です。この復習にシャドウイングを利用することで、ヒアリングにまで大きな効果があるのです!!だから、音読復習の効果はとてつもなく大きいのです!
4、さらに細切れ時間の活用で、超短期集中型で継続!
この復習は、なにも家だけでする必要はありません!英語長文のプリント1枚を、最初は一気に全部読む必要もありません。朝起きてから寝るまでの間に、何もせずに見過ごしている2~10分ぐらいの細切れ時間って絶対にあるよね??それを片っ端からつかってやるのです。
- 朝、コーヒーを飲みながら10分間
- バス停でバスを待ちながら2分間
- バスに乗っている7分間
- 電車を待つプラットフォームで3分間
- 苦痛な満員電車の中で集中して10分間(…ならすぐに駅に着く)
- 学校の10分間の休み時間…
こうやって、必ずやってくる時間と場所で、英語長文の復習を繰り返しやっていきましょう。最初は5分の間に、難しくて色々考えながらで8行分しか読めなくても、3日目になれば5分もあれば1枚のプリントを一気に全部読めるようになったりします。
ここでは、具体的な復習方法のテクニックはカットしますが、もし興味があれば自由が丘の塾・藤井セミナーの説明会にお越しください。
④私、勉強時間なんて1分も増えずに偏差値30アップした!
こう言い放ったのは、藤井セミナーの三宮教室(神戸市の中心地)に通う、葺合高校の女子生徒でした。彼女は運動部の子でした。英語の成績は、学年で下から2番を取ったこともあるそうで、その時の偏差値は40前後だったそうです。彼女が言うには(関西弁です)…
「私、体が硬いので、家で風呂入る前に毎日テレビを見ながら30分間ストレッチしててん。でも、もう受験生やから、テレビは見ずに、畳に英語長文のプリントを置いて音読しながらストレッチするのに変えた。その後にスクワットする時もプリント持って音読しながらスクワットしててん。それから風呂に入って、湯船で15分間ボーっとするのが好きやってんけど、もう受験生やからボートしない。さっき読んだ英語長文の中から何か思い出せないやろか??と、思い出すようにしてた。そしたら、最初は2~3単語だけやったけど、何か月かしたら、フレーズ事思い出せたり、時々パラグラフ事思い出せたり、そして秋には偏差値が70ぐらいまで言った時には、3日間で30回ぐらい音読した後、風呂に入ったら、英語長文プリントの半分以上を英語で言えたりもした。時々やけど、夢の中でも英語長文プリントの内容を英語でしゃべってる時もあった。」
…と言ってました。彼女は、英作もとても得意になり、関西学院大学や同志社大学に合格して、関西学院大学に進学しました。今では大手海運業の東京の本社で英語を使って総合職としてバリバリ働いています。ここ、給料もすごく高いです!
その話を次の年に聞いた、県立芦屋高校の女子がいました。彼女は県立芦屋高校で下から20番ぐらいでしがた、この方法を真似してからどんどん成績がアップして、現役で同志社大学に合格して、同志社大学の交換留学制度を利用して1年間、アメリカに留学をしていました。
英語ができるようになって、関関同立やGMARCHに受かれば、特に、今、偏差値が30や40の人なら、本当に人生が変わります!
⑤「偏差値30から大学受験英語を得意にする!」のまとめ
- 英語長文に絞って、英語長文から始める
- 並行して大事なのが、単熟語の暗記
- さらにGMARCHや早慶上智に合格するには、次に世界史 or 日本史が重要!
- 高3の夏はほぼ社会だけができるように、英語の受験勉強は本当に早めに始める!
- 英語長文は予習や映像授業はダメ!徹底して紙で復習!
以上の事を徹底するか、しないか…だけで、人生が変わります。例え、勉強ができないとされる高校の運動部の生徒でも、現役で早稲田に3学部合格しています。
彼は、兵庫県明石市の高校偏差値44の高校に通うサッカー部の生徒でしたが、今では早稲田大学の学生です。
人生は1回きりなんだし、そろそろ子供の人生が終わって大人の人生になっていくのだから、今は勉強ができなくても、ここらへんで覚悟決めて頑張ってみてはどうですか?
自由が丘の塾・藤井セミナーからでも、勉強ができない中から難関大学に合格して、人生を切り開いていった人なんてたくさんいます。その時に大事なのは、ノウハウ、スケジュール、モチベーションです。
⑥余談ですが…
今、これを書いている私は、元は偏差値30の落ちこぼれでした。大学には行く気はなかったのですが、あるきっかけで浪人をして関西学院大学の経済学部に進学をし、卒業後はパナソニックの海外営業部で勤務していました。そのことを考えると、本当に大学受験の勉強は、誰にでもチャレンジができて、人生を変えることができる、ほぼ平等な「装置」です。そこでやらなければ行けないことは、誰がやってもほぼ一緒。英語の試験がどう変わっても、英語の単語や熟語をたくさん覚えていて、英文を速く読める人が有利なのは決まっています。国語の試験がどう変わろうとも、語彙力があって読解力と理解力がある人が有利なのは決まっています。そこを鍛えたら、偏差値30だろうが40だろうが、少なくともGMARCHや関関同立には行けます。塾をしてから思うのは、早稲田慶応にも十分行けます。ただ、多少の根性や継続力は必要です。その為には、モチベーションが必要です。そのモチベーションは、多くの高校生は持てていないようです。自由が丘の塾・藤井セミナーでは、モチベーションは未来の情報だと思っているので、みなさんの未来の可能性を色々と授業の合間に話をしてやる気を出していってもらっています。
私は、普段は神戸の三宮教室と伊川谷教室が担当ですが、自由が丘の塾・藤井セミナーにもよく授業をしにきていますので、お会いできることを楽しみにしています。
今、英語が好きな人は、さらに得意になってください!そして、今、英語が苦手な人は、自分で自分の限界なんて作らず、「たかが大学受験!たかがGMARCH,たかが早稲田慶応じゃ!」と上から目線で頑張ってください。ただし、その目線を使ったら、下から努力を積み上げることは絶対に必要です。でもレイズに行く筒香やレッズに行く秋山翔吾や世界ランキング1位を目指している大坂ナオミや錦織圭ほどの努力じゃないので、楽勝です!